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メールマガジン Vol.075

※HTML版はこちらをご覧ください。
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 春秋社 メールマガジン【Vol.075】
   2025年 6月 6日配信
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 巻頭言
段々と暑い日が多くなってまいりました。
夏の殺人的な暑さを思うと生きているのが嫌になってきます。
暑さに限らず、人生には嫌なことが不可避的についてまわります。
「人生はクソゲーだ!」と叫びたくもなります。

このたび、Web春秋で連載していた『人生というクソゲーを変えるための仏教』が本になりました。仏教で夏の暑さが嫌なのをどうにかできるのでしょうか? 

洞山という禅僧は修行僧に「寒いときや暑いとき、どうすればいいですか?」と訊かれて、「どうして寒くも暑くもないところに行かないのか?」と答え、修行僧が「それはどこにあるのですか?」と訊くと、「寒いときは寒さに徹し、暑いときは暑さに徹する」と言ったそうです。なんだかよく分からない返答ですが、洞山は暑さをどうにかできていたんでしょうか。

ともかく仏教は人生の苦しみをどうにかしようとしています。その方法についてが本の内容ですが、では実際、担当編集の私の人生は変わったのでしょうか?

坐禅には人生の嫌なところに対抗する力があるという気は確かにさせられました。人生に対する考えもやや変わった気がします。人生が変わるかどうかはここからの生き方次第です。

人生に悩む人、仏教の考え方に初めて触れたい人にぜひ読んでいただきたいです。(み)
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■目次■
▼webマガジン「web春秋 はるとあき」
▼「じんぶん堂」好評連載中!
▼新刊案内(5月刊行)
▼近刊案内(6月刊行予定)
▼重版情報
▼営業部だより

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☆ webマガジン「web春秋 はるとあき」☆ https://haruaki.shunjusha.co.jp/
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●好評連載●
○死にたがり読書録 吉田隼人 → https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/972
小説や哲学書などを縦横無尽に渉猟し、自らの生きづらさに読書を通じて向き合う。
【第3回】疫病の年の記憶 → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/8794
○軽刈田凡平の新しいインド音楽の世界  軽刈田凡平 → https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/1119
いま世界でもっとも面白い音楽シーンをめぐる連載。案内人は新進気鋭のインド音楽ライター、軽刈田凡平(かるかった・ぼんべい)
【第2回】耳で味わうインド料理 → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/8824
○鋼鉄の講義室 メタル文化学入門  齋藤 桂 → https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/1126
様々な角度からヘヴィー・メタルとそれをとりまく文化を捉える試み。「メタル文化学入門」の開講!
【第2回】命名 → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/8834

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★「じんぶん堂」好評連載中!★
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出版社と朝日新聞社による、“人文書の魅力を発信していくプロジェクト” 「じんぶん堂(powered by 好書好日)」では書籍紹介や読み物など、魅力的な内容をお届けしています。ぜひご覧ください。※木曜日更新(月3回)

◇5月1日 公開◇
「秩序の維持」としての「ハーモニー」(前編)――諸井三郎の場合 → https://book.asahi.com/jinbun/article/15713725
◇5月8日 公開◇
「秩序の維持」としての「ハーモニー」(後編)――柳町小学校の場合 → https://book.asahi.com/jinbun/article/15713782
日本の学校の音楽教育に長らく影響を与えた価値観の、その発端に迫る。
書籍はこちらから → 『[春秋社音楽学叢書]音楽で「良い子」は育てられるのか――「情操」から読み解く音楽教育史』

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☆新刊案内(5月刊行)☆ https://www.shunjusha.co.jp/search/new.html
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●『インド哲学の万華鏡』
桂 紹隆 監修 / 片岡 啓、護山 真也 編
四六判/320頁/3,850円
インド哲学の各学派の専門家を結集し、インド哲学に興味のある哲学好きに向け、西洋哲学とのつながりを意識しつつ、存在や世界、認識や言語や論理を対象に思想を解説する。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393134696.html
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●『[正法眼蔵 全 新講]第二巻』
南 直哉 著
A5判/418頁/4,620円
仏教の思想の核心は無常・無我・縁起であるという立場から真意に迫る。第二巻は、一顆明珠・心不可得・古仏心・大悟・坐禅儀・坐禅箴・海印三昧・空華・光明の巻を収録。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393152348.html
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●『複眼的世界思想史講義』
古賀 勝次郎 著
A5判/360頁/2,970円
世界史の出来事の背後には必ず思想問題が絡んでいる。東西の社会と思想のありようを多様な視点から鳥瞰し、歴史を現在の問題として捉え直す試み。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393334126.html
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●『現代ヨーガ論』
伊藤 雅之 著
四六判/288頁/2,750円
フィットネスとして私たちが親しんでいるヨガはどこから来たのか? ヨガが根拠としているインドの経典が伝える内容やヨガが直面する現代的な問題などを網羅的に論じる。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393365823.html
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『アリア名曲集』シリーズのI・II・VI巻(ソプラノ編1・2・3)を『アリア名曲集 ソプラノ』1・2・3巻として改題、再構成します

・アリア名曲集 ソプラノ1
木下 保 編集
四六倍判切付表紙/186頁/3,300円
◇収録曲…グルック:アルチェステ、モーツァルト:フィガロの結婚/ドン・ジョヴァンニ/魔笛ほか、ケルビーニ:アヴェ・マリア、ベートーヴェン:フィデリオ、クロイツァー:グラナダの宿、ウェーバー:魔弾の射手、マルシュナー:ハンス・ハイリング、ロルチング:露帝と船大工/刀鍛冶、フロトウ:マルタ、ワーグナー:さまよえるオランダ人/タンホイザー/ローエングリン
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393920275.html

・アリア名曲集 ソプラノ2
木下 保 編集
四六倍判切付表紙/188頁/3,520円
◇収録曲…ロッシーニ:セヴィーリャの理髪師、ドニゼッティ:ランメルモールのルチア/連隊の娘、ベッリーニ:夢遊病の女/ノルマ、ヴェルディ:リゴレット/椿姫/アイーダ/オテロほか、トーマ:ミニョン、グノー:ファウスト、ドリーブ:ラクメ、ビゼー:カルメン
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393920282.html

・アリア名曲集 ソプラノ3
木下 保 編集
四六倍判切付表紙/204頁/3,520円
◇収録曲…モーツァルト:コシ・ファン・トゥッテ/魔笛、ウェーバー:オベロン、マイヤーベーア:ディノラー、ワーグナー:トリスタンとイゾルデ、ヨハン・シュトラウス:こうもり、ヴェルディ:イル・トロヴァトーレ/オテロ/ファルスタッフ、ポンキエッリ:ラ・ジォコンダ、レオンカヴァッロ:パリアッチ、プッチーニ:マノン・レスコー/トスカ/マダム・バタフライ/トゥーランドットほか、グノー:ファウスト、オッフェンバック:ホフマン物語、マスネ:エロディアード、チャイコフスキー:スペードの女王、リムスキー=コルサコフ:金鶏
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393920299.html

*今月の営業部イチオシ本*
●『[アジア文芸ライブラリー]至上の幸福をつかさどる家』
アルンダティ・ロイ 著 / パロミタ 友美 訳
四六判/500頁/4,180円
荒廃した墓場に家を建てて住み始めたヒジュラーのアンジュム。家はやがてゲストハウスとなり、そこでは著者の幻影とも思われるティロー、そのパートナーのムーサーなど、様々な傷を抱えた人々の人生が交錯する……。首都の抗議運動やカシミールでの紛争など、現代インド史の出来事を寓話的に織り交ぜ、凝り固まった世界の周縁で生きる人々の姿を詩情あふれる文章で描く。『小さきものたちの神』でブッカー賞を受賞した著者による20年ぶりの新作長編小説。(解説:拓 徹)
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393455081.html

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★ 近刊案内(2025年6月刊行予定) ★ https://www.shunjusha.co.jp/search/next.html
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●『人生というクソゲーを変えるための仏教』
ネルケ 無方 著
四六判/288頁/2,200円
仏教は人生というクソゲーから降りる方法を教えているという解釈をもとに、理屈っぽいドイツ人禅僧が原始仏教から道元までの仏教を分かりやすく整理する異色の仏教入門書。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393134726.html
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●『シュタイナーの言葉〈新装版〉』
ルドルフ・シュタイナー 著 / 高橋 巖 訳 / 飯塚 立人 編
四六判/304頁/3,960円
近代主義の論理の呪縛を解き放ち、かけがえのない個人の自由な精神と生きる意味を求めて語られる偉大な思索者の至言。シュタイナーの統一的な全体像がわかる78の主題と変奏。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393325711.html
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●『シュタイナーのカルマ論――カルマの開示〈新装版〉』
ルドルフ・シュタイナー 著 / 高橋 巖 訳
四六判/264頁/3,520円
社会は個人の生き方の為に存在する。人間の魂の問題を宇宙を貫流する霊的因果律(=カルマ)として壮大な展望の下に考究したシュタイナー思想の根幹をなす重要な講義録。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393325728.html
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●『やさしいヴィパッサナー瞑想入門〈新装版〉』
アリンナ・ワイスマン、ジーン・スミス 著 / 井上 ウィマラ 訳
四六判/288頁/2,970円
長年ヴィパッサナー瞑想を指導してきた西洋人女性による仏教瞑想入門書。仏法僧への帰依、八正道、慈悲など、仏教の基本的な教えを現代的なスタイルでわかりやすく説く。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393365830.html
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●『草と貝殻――言葉と文学をめぐる断章』
岩切 正一郎 著
四六判/312頁/2,750円
本を読むとき、文字の渚に、声の波が寄せている――。詩人であり、名だたる演出家の舞台で戯曲を翻訳した仏文学者による、言葉の美に浸る24のエッセイ。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393464038.html

(※刊行時期は変更となる場合がございます。)

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☆重版情報☆ https://www.shunjusha.co.jp/news/nc3760.html
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●『えほん 般若心経』 https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393139066.html
前田 まゆみ 著
B5判変型/2023年3月刊/1,980円【3刷】
短くても奥深いお経をやさしいことばと美しい絵でつづる珠玉の絵本。一般の読者(とくにご高齢の方)に向けて、般若心経の「空(くう)」の考え方をわかりやすく説きます。絵本の題材として画期的な発想の、心に沁みるメッセージ。英文付き。

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□営業部だより□
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本日6月6日は、聖書ヨハネの黙示録に出てくる獣の数字「666」にちなんで「恐怖の日」や「悪魔の日」と呼ばれることがあります。映画好きの方には、リチャード・ドナー監督、グレゴリー・ペック主演の映画『オーメン』(1976年)で、悪魔の子ダミアンが6月6日午前6時に生まれるという設定があることから、この作品を連想される場合も多いかも知れません。
そんな6月6日におすすめするのは、なぜヘヴィ・メタルではいつも「悪魔」が姿を現すのか――ヘヴィ・メタルが誕生し発展した主な地域がプロテスタント圏であることに着目し、カトリックとプロテスタントの違いという観点から、キリスト教の文化的特徴について解説した『ロックと悪魔』(黒木朋興 著)です。
宗教史、思想、さらには政治・社会にいたる広範な視点から「ロック」を語る、前代未聞の一冊をぜひお手に取ってみてください♪
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■バックナンバー
【Vol.074】 2025年 5月 2日 配信 → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/8831
【Vol.073】 2025年 4月 4日 配信 → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/8801
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