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鋼鉄の講義室 メタル文化学入門 齋藤桂

ヘヴィー・メタル。音楽そのものもだが、音量、ヴィジュアル、歌詞など、あらゆる点で振り切れたこのジャンルは、誕生以来多くの国で愛憎の的となり、今なお人々の心と頭を揺さぶっている。音楽は聴いたり演奏したりするだけでなく、考えても面白い。ヘヴィー・メタルを学術的に研究・考察しようという動きは2000年代以降急激に盛んになる。今日では国際学会も設立され、日々多くの研究者がこの音楽の魅力や謎、あるいは問題点に取り組んでいる。本連載ではそんな近年の成果も紹介しつつ、様々な角度からヘヴィー・メタルとそれをとりまく文化を捉えてみたい。「メタル文化学入門」の開講である。

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著者略歴

  1. 齋藤桂

    1980年、大阪府生まれ。博士(文学・大阪大学)。京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター准教授。専門は日本音楽史、ヘヴィー・メタル。著書に『〈裏〉日本音楽史――異形の近代』(春秋社、2015年)、『1933年を聴く――戦前日本の音風景』(NTT出版、2018年)、『ベートーヴェンと大衆文化――受容のプリズム』(春秋社、2024年、共編著)、論文に‘Heavy Metal Scene in Osaka: Localness Now and Then’, Bardine, Bryan A., and Jerome Stueart, eds. Living Metal: Metal Scenes around the World, Intellect, 2022など。

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