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メールマガジン Vo.037

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 春秋社 メールマガジン【Vol.037】
    2022年 4月 1日配信
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 巻頭言!
 ロシアのウクライナ侵攻! 国連の常任理事国で核保有国が、国連憲章も国際法も無視して主権国家を侵略し、紛争中の東部だけでなく首都キーウにも進軍し、全面制圧をめざすという恐ろしい暴挙。西側各国はロシアを非難し、前代未聞の大規模な経済制裁を科すことにしました。仄聞するところによれば、ソ連崩壊後のロシアは西側との経済交流が活発化したのが災いし、産業用機械や産業部品を大幅に西側諸国に頼っているため、経済制裁によって兵器など軍事部門だけでなく、鉄道や流通なども麻痺してしまう可能性があるといいます。しかし、ここで気になるのが中国です。中国がロシアに肩入れしたらどうなるか。中国のGDPはロシアの10倍です。下手をすると経済制裁も骨抜きになるかもしれない。しかも中国は中国で、これまで軍拡をつづけているし、台湾問題をはじめ軍事行動を起こす理由が十分あります。報道によれば、ウクライナ危機後に発表されたアメリカの新国家防衛戦略でもなお、ロシアより中国への対応が優先とされているとか。
 いまや世界のキャスティングボートを握っているといっても過言ではない中国。この大国をよく知らずして今後の世界情勢を語ることはできない。そのために最適な本がいまここに! ピエール=アントワーヌ・ドネ『世界を喰らう龍・中国の野望』です。フランス屈指の中国ウォッチャーが中国の〈いま〉を多角的・総合的に分析し、中国の次の一手を考察する、これからの国際情勢を考えるとき必読の書。ご注目いただければ嬉しいです。(K2)
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■目次■
▼webマガジン「web春秋 はるとあき」
▼「じんぶん堂」好評連載中!
▼新刊案内(2・3月刊行)
▼近刊案内(4月刊行予定)
▼ネット決済はじめました!
▼編集後記

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☆webマガジン「web春秋 はるとあき」☆  https://haruaki.shunjusha.co.jp
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○好評連載○
●「鳥の歌、テクストの森」 高山花子
鳥の「歌」がどのように作家によって聞かれ、音楽家によって追求されてきたのか。
【第6回】祈りについて――武満徹とジャズ → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/5698
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●「戦後を譲りわたす――日本の「モダン・ムーブメント」建築史」 岸 佑
20世紀の日本の建築を読み解き、未来に継承するための建築史入門。
【第3回】現在を過去と未来から引き寄せる――日本橋高島屋S.C. → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/5699

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★「じんぶん堂」好評連載中!★
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出版社と朝日新聞社による、“人文書の魅力を発信していくプロジェクト”「じんぶん堂(powered by 好書好日)」では、著者みずから語る刊行書籍紹介や読み物など、魅力的な内容を毎週お届けしています。ぜひご覧ください! ※毎週木曜日更新
◇3月3日 公開◇
分析哲学的なスタイルでニーチェを解釈する――21世紀のニーチェ研究最前線(前編)→
https://book.asahi.com/jinbun/article/14549126
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◇3月10日 公開◇
自然主義者としてのニーチェ――21世紀のニーチェ研究最前線(後編)→
https://book.asahi.com/jinbun/article/14549139

→ 書籍はこちらから 『ニーチェの道徳哲学と自然主義――『道徳の系譜学』を読み解く 』
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393323908.html

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☆新刊案内(2・3月刊行)☆
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〈2月〉
●心を磨く ――まごころの風景
安田 暎胤 著
四六判/226頁/2,200円
どのように心を磨くか。「凡夫の心・仏法の心」を五十音から一語づつを選んで、滋味豊かに語る唯識的仏教エッセイ。ジワリと身心に沁みる「心の万華鏡」。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393134405.html
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●瞬間と刹那 ――二つのミュトロギー
木岡 伸夫 著
四六判/340頁/3,960円
西洋的瞬間と東洋的仏教的刹那に関するミュートス(神話)とロゴス(論理的思考)、「ミュトロギー」を比較し、現在支配的な瞬間を相対化して新たな時間的地平を目指す。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393313077.html
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●「絶対矛盾的自己同一」とは何か ――続・「西田哲学」演習
黒崎 宏 著
四六判/248頁/3,520円
世界哲学の基底をなす西田幾多郎の「絶対矛盾的自己同一」を、井筒俊彦ら多彩な論考の渉猟と、プロティノス、道元、アインシュタインなど様々な思想・科学の分析から解明。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393323977.html
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●フランクルの臨床哲学 ──ホモ・パティエンスの人間形成論
岡本 哲雄 著
A5判/528頁/4,950円
〈アウシュヴィッツ〉を生き延びたフランクルの哲学が歴史に応答したこととは何か──ホモ・パティエンスという人間理解から、《教育の倫理》を探る本格的研究書。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393365670.html
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●女に産土(うぶすな)はいらない
三砂 ちづる 著
四六判/264頁/2,090円
女にとってふるさととは? 血縁・地縁を離れてなお、暮らしを整えてきた女たちの、たしかなしたたかな姿。祈りと献身に連なる女性性を、鮮やかにあたたかに語りなおす。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393495407.html
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〈3月〉
●碧巌の大河
木村 太邦 著
四六判/240頁/2,420円
禅の代表的語録『碧巌録』百則を、当代随一の禅僧が全提唱。『碧巌の炎』に続き、第94則から第100則まで。著者による乾坤一擲の「碧厳考」も収録して、堂々の最終巻。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393144404.html
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●死 ――生命はなぜ死を受け入れたのか、また、私は死ねばただ無になるのか
新山 喜嗣 著
四六判/226頁/2,750円
なぜ生物は不死を捨てたのか。死を生物学や臨床医学的視点から検討し、さらに人間の主体における死の哲学的考察から死後存在の可能性を探究する高齢化・大量死時代の新しい死生観。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393323984.html
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●あなたはどこにいるのか
籠原 あき 著
四六判/304頁/1,980円
満州からの帰還。敗戦の傷跡を背負いつつ真摯に生き抜いた人びと。若い世代は過去から何を伝え聞き、拠り所としたのか。世代を超えて語り継ぐ小さな愛と勇気と祈りの物語。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393435168.html
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●演奏不安・ジストニアよ、さようなら ――音楽家のための神経学
新堂 浩子 著
A5判/176頁/2,420円
不安障害、フォーカルジストニア、イップス……音楽家に生じる様々なトラブルの解消法を「ポリヴェーガル理論」や心理療法を援用して説明。症状改善のノウハウ満載。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393938010.html
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*今月の営業部イチオシ本*
●世界を喰らう龍・中国の野望
ピエール=アントワーヌ・ドネ 著  神田 順子 監訳  清水 珠代 / 村上 尚子 訳
四六判/368頁/2,750円
人権抑圧、環境破壊、拡張主義――21世紀の覇権を狙う大国にどう対処するべきか
急速な経済発展と時代の最先端を伺う科学技術、肥大する軍事力と隠そうともしない拡張主義、大規模な環境破壊と資源の浪費、そしてウイグル・香港・チベットに見られる深刻な人権問題と、国際社会に衝撃を与えつづける中国にいかに対処するか、フランスのベテラン・ジャーナリストが多角的に分析。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393333891.html

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★近刊案内(4月刊行予定)★  https://www.shunjusha.co.jp/search/next.html
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『禅と出会う』
横田 南嶺 著
四六判/248頁/1,870円
禅とはいったいどのようなものか。そして、その修行とは? 誰にでも開かれている禅。あなたも禅を始めてみませんか。禅宗の老大師の手になる、初の本格的な入門書が誕生!
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『禅僧たちの生涯 ――唐代の禅』
小川 隆 著
四六判/320頁/2,640円
禅の黄金黎明期・唐代を生きた禅僧たちの一生涯に照らして「禅」の興りを紐解く。出家の機、修行の日々、やがて遷化の時、人生の物語に立ちあらわれる禅的教えの神髄とは。
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『有象無象 ――未了庵より今を生きる人々へ』
小林 東五 著
四六判/328頁/口絵8/3,520円
陶芸・詩文・書・篆刻など幅広く活躍する芸術家の、詩酒放生・遊戯三昧の境地から、鋭い観察眼と高い教養をもって描かれる、香気溢れる随筆と漢詩の世界。刮目の警世の書。
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『生なるコモンズ ――共有可能性の世界』
濱田 陽 著
四六判/328頁/2,970円
地球環境問題、新テクノロジーの急速な進歩によって社会が分断していくなかで、新たな人間像を追求し自然、や他の生物、人知を超えるものと共有していく可能性を模索する。
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『渾沌の恋人(ラマン)――北斎の波、芭蕉の興』
恩田 侑布子 著
四六判/272頁/2,530円
十七音の芸術表現を起点に、俳人の筆は縦横無尽に芸術・文学の源泉へと分け入る。なりかわり、のりうつるところに生ずる美とは。日本人の美意識の根源を探る壮大な旅。
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『ベートーヴェン症候群 ――音楽を自伝として聴く』
マーク・エヴァン・ボンズ 著  堀 朋平/西田 紘子 訳
四六判/424頁/3,850円
病的なまでに音楽に作曲家の自己のほとばしりを聴き取ろうとする「ベートーヴェン症候群」。19世紀以来、聴取に大きな影響を及ぼしてきたこの"病"の実態を解き明かす。
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『《水車屋の美しい娘》 ――もうひとりのシューベルト』
梅津 時比古 著
四六判/330頁/2,420円
W.ミュラーの詩にシューベルトが音楽をつけたせつない歌曲集。幾重にも折り重なる象徴と、原作詩の複雑な成立事情を解きほぐし、陰影に富んだ背景世界を描き出す。付・歌詞対訳。

(※刊行時期は変更となる場合がございます。)

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◎ ネット決済はじめました!◎
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 このたび、小社ウェブサイトでのご注文にクレジットカード決済をご利用いただけるようになりました! サイト上にてご注文から決済まで完結する便利なサービスです。ぜひご利用ください。くわしくは「インターネットからのご注文ガイド」https://www.shunjusha.co.jp/news/n43787.html をご確認ください。

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□編集後記□
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 春の訪れを告げようと膨らんだ桜の蕾は冷たい雪と最後の挨拶を交わして花開き、ようやく暖かくなったかと思う頃にはもう、その花びらが風に舞って散ってゆく……。一年のうちのわずか数日だけの景色。生きとし生けるものはみなその短いいのちを懸命に生きていますが、人びとが淡い色合いの花吹雪にとりわけ特別な感情を抱くのは、桜とともに記憶されている“出会い”と“別れ”にきっと関係しているのでしょう。
 現在放送中のNHK連続テレビ小説、いわゆる“朝ドラ”の「カムカムエヴリバディ」もたくさんの出会いと別れを繰り返してヒロイン達が成長していく親子3代にわたる物語。一人の主人公を幼少期から老年期まで3人の俳優で演じることはありましたが、親子といういのちのつながりを3人の俳優がバトンを繋いでいくように演じ、その一人ひとりが“主人公”として描かれるのは意外にも初めてのこと。劇中には実際に放送された過去の“朝ドラ”が随所にちりばめられており、日本に生きたすべての人びとの100年を振り返るように物語は進んでいきます。
 そうしたなか、2代目ヒロイン(初代の娘)の恋人が突然、楽器を演奏できなくなるというエピソードがあります。東京でレコードデビューも控え、将来を嘱望されたトランペッターであった彼は、日常生活にはなにも支障がないにも関わらず、ある日を境に演奏できなくなります。その絶望からヒロインは彼を救い出すのですが、このお話、決してご都合主義の演出ではありません。作中では原因がわからなかったようですが、これは局所性ジストニアという神経疾患であり、作品の音楽を担当している金子隆博氏もこの病と闘っている一人なのです。
 小社が先月刊行した、新堂浩子『演奏不安・ジストニアよ、さようなら ――音楽家のための神経学』はまさにそうした症状に苦しむ人びとへ向けて、最新の「ポリヴェーカル理論」や心理療法を援用してわかりやすく症状改善のノウハウを説いた一冊です。ドラマをきっかけにこの病が広く認識され、理解されていくこと。そして、さまざまなトラブルを抱えている音楽家のみなさんにとってこの本が一助となることを、願ってやみません。(A)

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□春秋社 メールマガジン□ 毎月1回(月末ごろ)配信

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■バックナンバー
【Vol.035】https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/5558(2021年12月28日 配信)
【Vol.036】https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/5615(2022年2月1日 配信)
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