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メールマガジン Vo.032

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 春秋社 メールマガジン【Vol.032】
    2021年 9月 30日配信
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 巻頭言
 福音書とはイエス・キリストの言行録であり、聖書には、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの4つの福音書が収められています。しかし、ここに5つ目の福音書が登場? それがルドルフ・シュタイナーの『アカシャ研究による第五福音書』です。
 誤解を避けるために申しますと、聖書に収められていない福音書は、いくつも存在します。有名なトマス福音書をはじめ、原ヤコブ福音書、ニコデモ福音書、ユダの福音書などなど。それらは成立がずっと遅かったり、グノーシス主義など異端とされる派の福音書だったりします。また、マルキオンという人がルカ福音書のみを認めたように、福音書が4つあることを認めないという人々も過去には存在しました。
 しかし4世紀の後半に新約聖書正典がほぼ確立して以降、福音書は4つでありつづけました。そこへ第5福音書を述べ伝えるシュタイナー。でも、この福音書、実はまだ存在していないのです。人類が未来に遭遇(発見?)するであろう福音書を、シュタイナーが霊視して語っているのです。聖書の4福音書が語らないイエスの青年時代をとりあげ、われわれ自身の奥底にひそむ霊に働きかけるため、ペルシャ神話やミトラの秘儀、ユダヤ教の伝統をも抱合した、めくるめく神秘の世界を現前させる、この陶酔するような感覚を、本書でぜひ体験してほしいと思います。
 また、本書につづいて、同じくシュタイナーの『歴史徴候学』『ミカエルの使命』も順次刊行されます。ギリシアの智慧とその発展系である科学に導かれた近代社会が危機に瀕しているいま、われわれの魂の変革が必要なのだと問いかける、これら「危機の時代の人智学」シリーズ、ぜひご注目ください。(K2)
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■目次■
▼「じんぶん堂」好評連載中!
▼webマガジン「web春秋 はるとあき」
▼新刊案内(8・9月刊行)
▼近刊案内(10月刊行予定)
▼書店フェア情報
▼編集後記

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◎「じんぶん堂」好評連載中!◎
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出版社と朝日新聞社による、“人文書の魅力を発信していくプロジェクト”「じんぶん堂(powered by 好書好日)」では、著者による読み物や小社刊行書籍のご紹介など、魅力的な内容をお届けします!※毎週木曜日更新

◇9月2日 公開◇
○ スピノザの自然主義プログラムとは何か?(前編)――必然主義と目的論批判 →
https://book.asahi.com/jinbun/article/14414678
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◇9月9日 公開◇
○ スピノザの自然主義プログラムとは何か?(後編)――決定論的行為者因果説・現実的本質・目的的偶然・現動的な力 →
https://book.asahi.com/jinbun/article/14414697

→ 書籍はこちらから『スピノザの自然主義プログラム ――自由意志も目的論もない力の形而上学』
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393321041.html


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☆webマガジン「web春秋 はるとあき」☆  https://haruaki.shunjusha.co.jp
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☆新連載☆
〇「名なしのカメはAIの舞に興味がない」 田中 真知
第一回斎藤茂太賞特別賞を受賞した作家が描くパンデミック下の日本を舞台にした物語。
【第1回】シュウイチ、不動産屋でカメと出会う → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/5255
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●好評連載 最終回●
〇 「女に産土(うぶすな)はいらない」 三砂 ちづる
「女に産土はいらない」。彼女たちはどこにでも適応する。どこででも生きていける。
【最終回】女に産土はいらない → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/5259


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☆新刊案内(8・9月刊行)☆  https://www.shunjusha.co.jp/search/new.html
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〈8月〉
●ゴータマ・ブッダ その先へ ――思想の全容解明
羽矢 辰夫 著
四六判/228頁/2420円
無常も因果も現代の常識だとしたら、ゴータマ・ブッダが見つけたものはなんだったのか? 原始仏教の研究者がその研究成果と実体験を活かし、ゴータマ思想の全容を解明。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393134511.html
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●スピノザの自然主義プログラム ――自由意志も目的論もない力の形而上学
木島 泰三 著
四六判/320頁/3960円
スピノザの哲学は現代思想を先取りする徹底した決定論・唯現実論であった。『エチカ』の精緻な読解で、神の自由意志をも否定する彼の形而上学が描く宇宙・人間・神を探究。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393321041.html
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●アカシャ研究による 第五福音書〔危機の時代の人智学1〕
ルドルフ・シュタイナー 著  高橋 巖 訳
四六判/248頁/2860円
人類は未来に「第五」の福音に接する。イエスがキリストたらんとする契機はどこにあったのか。キリスト本性と人類進化の秘密を開示する。『キリストと人間の魂』も収録。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393325568.html

〈9月〉
●「現成公按」を現成する ――『正法眼蔵』を開く鍵
奥村 正博 著  宮川 敬之 訳
A5判/344頁/3520円
道元が、詩的に禅を語る『正法眼蔵』「現成公按」巻。その英訳本の、日本への帰還。翻訳を通じてこそ露わとなったその神髄と、詩的表現の奥行きを豊饒に伝える。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393152300.html
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●修験道 ――日本の諸宗教との習合
宮家 準 著
四六判/340頁/3300円
修験道は日本の諸宗教とどのように影響し合い展開してきたか。儒教、教派神道、民俗宗教の解説も加わり、より内容も充実した『修験道と日本宗教』の改題増補決定版。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393291344.html
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●GEIDO論
熊倉 敬聡 著
四六判/392頁/3520円
人類のもつ創造性を結晶させる術としての"アート"はどこに向かうのか。既存の概念や思想を捉え直し、エロスやマネーまでも包摂した概念としてGEIDO(藝道)を説く。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393333877.html
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●福岡正信の〈自然〉を生きる
福岡 正信 著  金光 寿郎 聞き手
四六判/216頁/1650円
自然に仕え、自然と共生する農のすがた。“緑の革命”がいま世界へと拡がっている。画期的な発明「粘土団子」で地球を救う。独自の思想をもって世界を駆け巡る福岡正信の足跡。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393741597.html


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★近刊案内(10月刊行予定)★  https://www.shunjusha.co.jp/search/next.html
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『ラフカディオ・ハーン ―--源郷としてのインド』
前田 專學 著
A5判/322頁/5170円
インド哲学の第一人者による、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)論。ハーンと仏教・ヒンドゥー教との関連から、従来の研究では見落とされてきた新しいハーンの姿に迫る。
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『二河白道ものがたり ――いのちに目覚める』
英月 著
四六判/280頁/1980円
「二河白道」、空しさをこえる白い道を求めて生きる、三人の女性。その波瀾万丈の生き様と心の軌跡を描き、二河白道図の秘められた真実を明らかにする、いのち煌めく物語。
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『医療民俗学序説 ――日本人は厄災とどう向き合ってきたか』
畑中 章宏 著
四六判/244頁/2200円
疫病や天変地異の記憶は未知の感染症に翻弄される今日の光明でもある。民俗学的視点で厄災と日本人の関係を考察しその諸相から現代的価値をあぶり出す災いのフォークロア。
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『神道の近代 ――変貌し拡がりゆく神々』
井上 順孝 著
四六判/416頁/3300円
近代に成立した教派神道や神道系新宗教が神社と違う形で継承したものとは。近代に拡大した多様な神道を含む形で、近代の神道の特徴と現代で直面する問題を明らかにする。
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『歴史徴候学〔危機の時代の人智学2〕』
ルドルフ・シュタイナー 著  高橋 巖 訳
四六判/248頁/2860円
人類の進化にとって何が本当の現実なのか。歴史通念の背後に潜む真理を霊学的な観点から捉える試み。死と悪の根源的問題、国家衝動・宗教衝動・芸術衝動の意味を考察する。
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『ミカエルの使命 ――人間本来の秘密の開示〔危機の時代の人智学3〕』
ルドルフ・シュタイナー 著  高橋 巖 訳
四六判/256頁/2970円
強さの霊ミカエルは人類の進化にどう関わるか。キリストの道に通じるミカエルの道。「ゴルゴタの秘蹟」の新しい認識に向けて。人智学の学び、共同体形成への目覚めへの旅。
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『マンガで読む14歳のための現代物理学と般若心経』
佐治 晴夫[文]+ 赤池キョウコ[マンガ]
四六判/264頁/1870円
夜の暗さや光のふしぎと、人の喜びと悲しみ。科学の詩人・佐治博士がほのぼのしたマンガと素敵な文章で科学の世界から般若心経へと駆け巡り、そっと教える宇宙と人生の秘密。
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『卆寿のバラード ――ずっこけマユミンの爽やか最終楽章(フィナーレ)』
二宮 真弓 著
四六判/286頁/1980円
俳句エッセイスト&音楽好きマユミンの“うっかり毎日”、好奇心全開のまなざし。幼き日の思い出から昨今のさまざまな話題まで、日常の冴え渡る人間観察、世相への一家言。
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『フルートと脳のおはなし ――音楽と身体の不思議にせまる』
鈴木 則宏 著
四六判/304頁/2530円
ヒトはなぜフルートが吹けるのか? 身体機能から初見や暗譜、緊張や感動の仕組みまで、脳機能が専門の神経内科医でフルートも巧みに操る著者が音楽と脳の関係をわかりやすく解説。
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『新版 ベートーヴェン ピアノ作品集1 ソナタ集1[第1番~第11番]』
井口 基成 編集・校訂  遠山 裕 解説
菊倍判/切付表紙(函なし)/224頁+解説40頁/3300円
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『新版 ベートーヴェン ピアノ作品集2 ソナタ集2[第12番~第23番]』
井口 基成 編集・校訂  遠山 裕 解説
菊倍判/切付表紙(函なし)/248頁+解説48頁/3520円
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『新版 ベートーヴェン ピアノ作品集3 ソナタ集3[第24番~第32番]』
井口 基成 編集・校訂  遠山 裕 解説
菊倍判/切付表紙(函なし)/176頁+解説48頁/3080円
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『新版 ベートーヴェン ピアノ作品集4 変奏曲集』
井口 基成 編集・校訂  遠山 裕 解説
菊倍判/切付表紙(函なし)/156頁+解説28頁/2860円
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『新版 ベートーヴェン ピアノ作品集5 小品集』
井口 基成 編集・校訂  遠山 裕 解説
菊倍判/切付表紙(函なし)/140頁+解説24頁/2750円

(※刊行時期は変更となる場合がございます。)


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☆ 書店フェア情報 ☆
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木島泰三 著 『スピノザの自然主義プログラム ――自由意志も目的論もない力の形而上学』の刊行を記念し、東京堂書店神田神保町店にて「スピノザと自由主義の宴」が開催中です。著者の木島先生が自ら関連書籍を選書したブックフェアです。
→ https://www.shunjusha.co.jp/news/n43634.html

この機会にぜひお立ち寄りください。みなさまのご来店を心よりお待ちいたしております。


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□編集後記□
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 本日9月30日をもって、全国に発出されている緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置が解除されます。全面解除は実に約半年ぶり。東京都だけを見てみると、今年に入ってから211日ものあいだ宣言が出されていたことになります。これは9ヶ月のうち、およそ77%にあたるという驚くべき数字です。
 さまざまな疑惑の渦中、加えてコロナ禍での安倍前首相の辞任表明から約一年。あとを任された菅首相は、感染拡大、ワクチン接種、五輪開催など多くの問題を抱え、自民党総裁選に出馬しないというかたちで、内閣総理大臣の座から退くこととなりました。総選挙を控えてイメージを刷新するための戦略か、はたまた……。課題が山積したままなのは誰の目にも明らかです。
 ところで、昨日おこなわれた総裁選をテレビ各局は競って生中継していました。テレビをご覧にならない方も多いご時世ですが、チャンネルを回せども回せども(この表現はいささか古いですが)、どの局も同じ場面を映し出していました。一説によると、選挙と異なり中立を保つ必要が無く、かつコロナ対策など視聴者にとって関心の高い話題が争点となることから、テレビ局にとって「魅力的なコンテンツ」として総裁選が迎え入れられたことが理由なのだとか。政治にもエンターテイメント性が求められているのかもしれませんが、どんなときも落ち着いて事態を把握する冷静さを見失わずにいたいものです。
 この瞬間にも、新型コロナウイルスと闘っている人々がたくさんいること。患者さんや医療従事者の方だけでなく、コロナ禍の影響によって暮らしに大きな変化が生じた方々がいること。話題がコロナばかりで辟易という方もいらっしゃるかもしれませんが、われわれに突きつけられた問題は、まだ片付いていないものばかりです。一日も早い新型コロナウイルス感染症の収束と、みなさまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。(A)

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【Vol.030】https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/5118(2021.6.28 配信)
【Vol.031】https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/5177(2021.7.30 配信)
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