メールマガジン Vol.067
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春秋社 メールマガジン【Vol.067】
2024年 10月 4日配信
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巻頭言
東京外国語大学教授の星 泉さんが「第61回 日本翻訳文化賞」を受賞されることに決定しました。今年4月に新シリーズ〈アジア文芸ライブラリー〉の第一作として刊行したツェリン・ヤンキー 『花と夢』の翻訳に対して、日本翻訳家協会より贈られます。チベット語研究のかたわら、チベット文学や映画を日本に紹介する活動を長年続けてこられた星さんのこれまでの積み重ねが実を結んだのでしょう。この場を借りて祝意を表します。
受賞作『花と夢』は、性暴力や農村の困窮、性差別、急速な開発などを背景として傷を抱えた四人の女性たちが都会に出てきて性風俗業で働きながらともに生きる姿を、慈愛に満ちた筆致で描いた、いわばシスターフッドの物語でした。近年ではいままで男性優位の世の中で女性が置かれてきた立場を告発し、改善を求める声が世界中で挙がってきましたが、本作もそのひとつと言ってよいでしょう。チベットではいまだに女性作家は少数であり、弱い立場にいる女性の声を掬い上げる役割が充分に果たせていたとは言えなかったそうです。チベット語版の原書は2016年の初版以来、現在までに七刷・二万九千部という、チベットでは異例のヒットとなり、さらにインターネット上では朗読コンテンツがコロナ禍で多くの人に届き、老若男女問わず愛されているといいます。
アマンダ・ゴーマン、マーガレット・アトウッド、チママンダ・ンゴズィ・アディーチェなど女性の苦悩の声を作品に反映する作家は昨今、急速に注目を集めています。そしていままで欧米の言語・文化に主導されてきたフェミニズムも、見直される時が来ています。ところが変わればそれぞれに価値観も社会背景も違うなかで、国境を越えてどのように連帯できるのか。そのことが問われているようにも思えます。
台湾南部の港湾都市・高雄で日本統治時代に生まれた、郭孫雪娥さんというひとりの女性がいました。台湾で日本語教育を受け、内地の女子大学に進むはずでしたが、アジア・太平洋戦争が勃発したことで断念せざるを得ませんでした。日本の殖民地政府が普及させた教育制度のなかで、「良妻賢母」となるべく教え込まれた彼女は、結婚するとその役割を全うし、家庭を守って子を立派に育て上げます。日本に渡って台湾独立運動に奔走した夫を支えながら、やがて彼女自身も「良妻賢母」の枠を越え、自ら実業家として数々の事業を手掛け、活躍しました。
この郭孫雪娥さんをモデルとした人物・孫愛雪が活躍する、陳 柔縉 『高雄港の娘』(田中美帆 訳)が今月、〈アジア文芸ライブラリー〉の四作目として刊行されます。日本と台湾の歴史のなかで力強く駆け抜けた愛雪の姿には強く勇気づけられます。そして、日本による台湾統治や戦後台湾の「白色テロ」と呼ばれる政治的弾圧、そして台湾と日本にとっての民主主義を振り返り、考え直す上でも重要な作品です。(ら)
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■目次■
▼webマガジン「web春秋 はるとあき」
▼「じんぶん堂」好評連載中!
▼受賞情報・書評 / フェア情報
▼新刊案内(9月刊行)
▼近刊案内(10月刊行予定)
▼重版情報
▼営業部だより
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☆ webマガジン「web春秋 はるとあき」☆
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●好評連載●
○「驚愕の雅楽」 カニササレアヤコ
「みやび」だけでは終わらせない奥深い雅楽の世界を、雅楽芸人がご紹介します。
【第3回】災いと雅楽 → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/8279
○「文字の渚」 岩切 正一郎
文学、詩歌、戯曲、映画。古今東西の表現芸術のなかから、言葉の「変形」を読み解き、芸術の持つ力を再考する。
【最終回】Fluctuat nec mergitur → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/8306
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★「じんぶん堂」好評連載中!★
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出版社と朝日新聞社による、“人文書の魅力を発信していくプロジェクト” 「じんぶん堂(powered by 好書好日)」では書籍紹介や読み物など、魅力的な内容をお届けしています。ぜひご覧ください。※毎週木曜日更新(月3回)
◇9月5日 公開◇
「太陽王と半裸の青い男 17世紀と21世紀の祝祭にて」 → https://book.asahi.com/jinbun/article/15403044
書籍はこちらから → 『ヴェルサイユの祝祭――太陽王のバレエとオペラ』
◇9月19日 公開◇
「サイレント映画から運動会へ 《天国と地獄》受容を追っ駆ける」 → https://book.asahi.com/jinbun/article/15426231
◇9月26日 公開◇
「いま、サイレント映画に耳を傾ける」 → https://book.asahi.com/jinbun/article/15432418
書籍はこちらから → 『映画館に鳴り響いた音――戦前東京の映画館と音文化の近代』
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☆受賞情報・書評 / フェア情報☆
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◇『花と夢』訳者 星泉氏、第61回日本翻訳文化賞受賞◇
星 泉氏が 『花と夢』( ツェリン・ヤンキー 著、シリーズ アジア文芸ライブラリー) にて、第61回 日本翻訳文化賞を受賞されました。
10月25日(金) 17時30分より開催予定の表彰式についてなど、くわしくは 日本翻訳家協会ウェブサイト をご覧ください。
♪本書はただいま重版(2刷)製作中です。
https://www.shunjusha.co.jp/news/n58690.html
◇朝日新聞朝刊9/14にて『市民社会論の再生』が紹介されました◇
2024年9月14日の朝日新聞朝刊にて、 稲葉 振一郎 著 『市民社会論の再生――ポスト戦後日本の労働・教育研究』の著者インタビュー記事 「著者に会いたい」が掲載されました。
「近過去の研究は死角になりがちですが、若い人はどんな議論の遍歴があったのかを知らない。全体を『歴史』として伝えられればと思った」
https://www.shunjusha.co.jp/news/n58662.html
◇仏教書販売研究会「智慧の扉をひらく――読み継がれる仏教書」フェア開催中!◇
2024年10月より「智慧の扉をひらく――読み継がれる仏教書」と題して、会員各社の仏教関連の売行良好書を集めた仏教書フェアを全国の書店で開催いたします。
くわしくはこちら → 仏教書販売研究会ウェブサイト
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★ 新刊案内(9月刊行)★
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●『オウム真理教事件と解離性障害――中川智正伝』
久保田 正志 著
四六判/368頁/3,080円
中川智正はなぜオウム真理教事件に関わっていったのか。面会記録と裁判記録から、解離性障害により自身を制御できなくなった経緯を初めて明らかにした伝記。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393299678.html
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●『シュタイナー 宇宙的人間論――光、形、生命と人間の共振〈新装版〉』
ルドルフ・シュタイナー 著 / 高橋 巖 訳
四六判/256頁/3,080円
人智学の創立者・シュタイナーが最晩年に自由自在の境地で語った名講義。動物界、植物界、鉱物界の中に霊的な存在としての人間を位置づける大胆な試み。図版多数。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393322345.html
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●『シュタイナー 霊的宇宙論――霊界のヒエラルキアと物質界におけるその反映〈新装版〉』
ルドルフ・シュタイナー 著 / 高橋 巖 訳
四六判/272頁/3,300円
惑星の生成過程、黄道十二宮の起源、霊的存在の位階、宇宙における人間の役割など、『神秘学概論』ではまだ記すことのできなかった霊視内容をイメージ豊かに語る。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393322352.html
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●『シュタイナー ヨハネ福音書講義〈新装版〉』
ルドルフ・シュタイナー 著 / 高橋 巖 訳
四六判/280頁/3,300円
なぜイエスは「共同体を超えた愛」を説いたのか? 異色の福音書を、神智学の宇宙史的な意識進化のヴィジョンの下に読み解き、イエス・キリスト出現の意味を明かした名著。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393322369.html
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●『情動、メディア、政治――不確実性の時代のカルチュラル・スタディーズ』
川村 覚文 著
四六判/320頁/2,750円
理性中心主義でなく情動を中心に人間を見る新しい考え方から、資本主義や権力による支配を乗り越える可能性を探るこれからの未来のためのカルチュラル・スタディーズ。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393334089.html
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●『心理臨床における「あの世」のゆくえ』
石川 勇一、鈴木 康広、森岡 正芳、 井上 ウィマラ 著
四六判/260頁/3,850円
今まで心理臨床の立場から考察されてこなかった死後の世界を、ダンマ・セラピー、ユング心理学、臨床心理学、アビダンマ心理学のエキスパートが独自の視点から語り合う。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393361276.html
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♪楽譜〈新装版〉♪
『ドビュッシー集[1]』
井口 基成 編集・校訂
菊倍判切付表紙/136頁/2,200円
二つのアラベスク/ベルガマスク組曲/ピアノのために/バラード/夢/ロマンティックな円舞曲/夜想曲/ダンス/マズルカ/スケッチブックから/仮面/ハイドン礼賛/レントよりもおそく/英雄のための子守歌
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393918425.html
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『バルトーク集[2]――ピアノ・ソナタ 戸外にて 他』
山崎 孝 編集・校訂・運指 / 伊東 信宏 解説
菊倍判切付表紙/176頁/3,630円
15のハンガリー農民の歌/3つの練習曲/ハンガリー農民歌にもとづく即興曲/ピアノ・ソナタ/戸外にて/民謡旋律による3つのロンド
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393918777.html
*今月の営業部イチオシ本*
●『フランクル回想録――20世紀を生きて〈新装版〉』
ヴィクトール・E・フランクル 著 / 山田 邦男 訳
四六判/232頁/2,530円
生きる意味を求め続けたヴィクトール・フランクルの90年の生涯。『夜と霧』『それでも人生にイエスと言う』では語らなかった自らの悲しみをもユーモアにつつんで綴った唯一の自伝。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393365793.html
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★ 近刊案内(10月刊行予定)★
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『迷惑かけてありがとう――終活から集活へ』
星野 哲 著
四六判/200頁/1,980円
終活で本当に取り組むべきことは、人生会議と遺言作成の2つだけ。迷惑かけても大丈夫な人との「つながり」を生前に築く大切さを説く新しい終活のすすめ。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393334072.html
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『[アジア文芸ライブラリー] 高雄港の娘』
陳 柔縉 著 / 田中 美帆 訳
四六判/360頁/2,750円
日本統治下の台湾に生まれ、戦後は日本に渡って台湾独立運動に奔走する夫を支えつつ、自らも経営者として活躍した女性を描く歴史小説。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393455098.html
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『ミュージカルの解剖学』
長屋 晃一 著
A5判/320頁/2,860円
「なぜ歌うのか」という問いに答えるべく、ミュージカルというジャンルを成立させ、「きらめき」をうみだす型のしくみを解き明かし、だれもみたことがない舞台裏をのぞく。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393932360.html
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『アントン・ブルックナー』
フェーリクス・ディアガーテン 著 / 池上 健一郎 訳
四六判/424頁/3,960円
最新の知見にもとづいて従来の逸話や人物像を検証。19世紀という時代を生き、遅咲きではあったが“交響曲作家”として成功したその確固たる歩みをつぶさに追う。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393932377.html
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♪楽譜 〈新版〉♪計1点
・ リスト ピアノ作品集[1]――ソナタ ロ短調 2つの伝説 他
井口 基成 編集・校訂 / 近藤 嘉宏 解説
菊倍判切付表紙/180頁(解説17頁)/2,860円
ソナタロ短調/ポロネーズ第2番/バラード第2番/メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」/即興的ワルツ/忘れられたワルツ 第1番/コンソレーション(全6曲)/2つの伝説 1)小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ 2)波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393918234.html
♪〈新装版〉♪ 計2点
・モーツァルト集[1]
井口 基成 編集・校訂
菊倍判切付表紙/160頁/2,200円
ソナタ集《第1巻》 1)ハ長調K.279/2)ヘ長調K.280/3)変ロ長調K.281/4)変ホ長調K.282/5)ト長調K.283/6)ニ長調K.284/7)ハ長調K.309/8)イ短調K.310/9)ニ長調K.311/10)ハ長調K.330
・ソナチネ集[2]
井口 基成 編集・校訂
菊倍判切付表紙/160頁/2,750円
クレメンティ:op.37‐1~3/クーラウ:op.20‐1~3、op.59‐1~3/ドゥシェック:op.20‐4~6/ディアベルリ:op.168‐4~7/モーツァルト:No.1~3
(※刊行時期は変更となる場合がございます。)
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☆ 重版情報 ☆
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『17歳のための世界と日本の見方――セイゴオ先生の人間文化講義』
松岡 正剛 著
四六判/372頁/1,870円
ワクワクする世の中の秘密、教えます。世界の文化・宗教・思想をクロニクルにまとめ、日本とのつながりを明らかにする。流れるようにドンドン読める人間と文化の教科書!【40刷】
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393332658.html
『空海の夢〈新版〉』
松岡 正剛 著
四六判/424頁/2,200円
万能の天才・空海に秘められたメッセージを曼荼羅を描くように縦横無尽に語り尽くす。新たに「母なる空海、父なる宗教」という新しい視点の空海論を所収。【16刷】
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393136362.html
【お知らせ】
松岡正剛氏は、2024年8月に逝去されました。
ここに謹んで哀悼の意を表します。
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□営業部だより□
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2024年10月1日(現地)、イランがイスラエルに向けて弾道ミサイルを発射したと発表しました。イスラエルによるイスラム組織指導者らの殺害および、レバノンとパレスチナ自治区ガザへの侵攻に対する報復が目的というミサイル攻撃は、暴力の連鎖をいたずらに広げるだけになっているのではないでしょうか。2023年10月に始まった、イスラエル軍によるガザへの侵攻もいまだ停戦の合意に至っておらず、紛争地で暮らす人々が苦しむ日々が一刻も早く終わって欲しいと願うばかりです。
2023年は、第二次世界大戦中、ポーランドにあるワルシャワ・ゲットーのユダヤ人レジスタンスたちがナチスドイツに対し起こした武装蜂起「ワルシャワ・ゲットー蜂起」から80年という節目の年でした。現在、ホロコーストの犠牲者を追悼し生存者を記念するホロコースト記念日には、ワルシャワゲットー蜂起の日も含められています。ナチスに虐げられていたユダヤ人たちの、抵抗の記憶を伝えるものです。
小社で刊行した『フランクル回想録――20世紀を生きて〈新装版〉』では、精神科医ヴィクトール・E・フランクルのナチス強制収容所における体験が赤裸々につづられています。愛する者の死にうちひしがれながらも、生きる意味を求め続けた彼の90年の生涯において、過去にユダヤ人に対して行われた凄惨な迫害の実態と、それでもなお「人生にイエスと言う」ことの大切さを人々へ伝えることがライフワークとなった経緯を、本書でたどることが出来ます。
ぜひ、ご一読いただけますと幸いです。 (E)
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■バックナンバー
【Vol.066】 2024年 9月 6日 配信 → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/8300
【Vol.065】 2024年 8月 2日 配信 → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/8257
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