メールマガジン Vol.074
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春秋社 メールマガジン【Vol.074】
2025年 5月 2日配信
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巻頭言!
キリスト教はふしぎな宗教です。私が日本人だからかもしれないのですが、仏教のように人間が修行をして真理をつかんだというのはわかりやすく(その真理の内容がわかりやすいとは言いません)、ムハンマドのように神が天使ジブリール(ガブリエル)を通じて啓示を下されたというのもわかりやすい。ところが、イエス・キリストは自分自身が神であります。しかも、イエスが父なる神の化身だというのであればまだわかりやすいのですが、そうではない。
こういうとき、たとえば、ひとりの神がいて、その神が、あるときは父なる神、あるときはイエス・キリスト、あるときは聖霊として現れるのだ、と考えたくなるのですが、これは様態説といって異端である、つまり、まちがいだとされているんです。父なる神が受肉したのではないのです。イエスは父なる神とは違うのであります。しかしイエスと父なる神は同一存在なのであります。わけがわかりません。
こういうキリスト教のわからなさを書こうと思えば、いくらでも書けるような気がしますし、実のところキリスト教の魅力の一端が、この考えはじめたら夜も眠れないような、わけのわからなさにあることは確かで、私なんかも、一体全体どう考えればいいの、と悩んでいるうちにキリスト教にとり憑かれたようなところがあるのですが、それではキリスト教の開祖たるイエスがこんなことを言ってるのかといえば、特に言ってないっぽいんですね。
じゃあ、イエスは何を説いたのか? それを探究するのが、このたび刊行しました八木雄二先生の『福音書を哲学する――キリスト教会の誕生とイエスの教え』であります。
いや、イエスの言葉を解説する書物はたくさんあるじゃないかといわれれば、そうなんです。ただ、その多くはやはり信仰に関連させてイエスの言葉を解説するものなのですが、私としてはそれはちょっと困る。キリスト教の信仰という、あとから成立したものとの関係はいったん脇において、イエス本来の思想とは何だったのかを考えたいわけです。
同時に、福音書がどう成立したのかの研究や、イエスが本当はどんな人間だったかという研究、あるいは、古代イスラエルの歴史や律法の成立の過程の研究もそれなりに進んでいるようでして、聖書の記述の信憑性やむかしの定説がすっかりひっくり返っていたりして、これらはこれらで無性におもしろいものなんですが、この方面からイエスの言葉を探究すると、福音書のどの言葉がイエスのもとの言葉に近いのか、とか、どれがあとから付加されたのか、といった解説がメインになりがちで、イエスの言葉の背後にあるのはどういう思想なのかという点に深く突っこんでいけないきらいがあると感じるのです。
本書『福音書を哲学する』は、それら近年の研究を念頭に置き、キリスト教の教理が成立する事情にも目配りしつつ、イエスの言葉からその背後にある思想そのものをあぶりだしていこうという、蛮勇ともいえる試みであります。もちろん信仰の立場や歴史的イエスを探究する立場のどちらからも違和感を感じる人が出てくるリスクはありますが、この本から浮かびあがってくる漂泊の賢者イエスの魅力を、ぜひ味わってほしいのです。(K2)
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■目次■
▼春秋社おすすめ特集
▼webマガジン「web春秋 はるとあき」
▼「じんぶん堂」好評連載中!
▼新刊案内(4月刊行)
▼近刊案内(5月刊行予定)
▼重版情報
▼営業部だより
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★春秋社おすすめ特集★
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今年小社は創業107年を迎えます。これまで刊行してきた書籍ジャンルは、宗教・哲学・思想・社会・心理・文学・評論・歴史・医学・健康医学・芸術(音楽・他)などなど多岐にわたりますが、その中からテーマ選書で数点ずつ、「これぞ!」というものを選りすぐった「おすすめ特集」として、このたび提案いたします。
●新しい身体の発見
古今東西、身体をよく観察することが健康の秘訣とされています。座り方ひとつとっても自然のメカニズムが宿っている。そこに気づきをもたらすヒントが満載の読書術。明日からあなたは身体を通して自分を取り戻せます。
1. 平均化訓練
野口 晴胤 著/四六判/160頁/1,650円
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393714126.html
2. 鍼と禅
横田 観風 著/四六判/240頁/2,200円
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393314012.html
3. 稽古の思想
西平 直 著/四六判/200頁/2,200円
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393313039.html
4. アレクサンダー・テクニーク――やりたいことを実現できる〈自分〉になる10のレッスン〈新装版〉 小野 ひとみ 著/四六判変型/208頁/1,980円
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393935262.html
5. 剣之術――火と水の結び
松浦 眞人 著/四六判/256頁/2,750円
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393313114.html
●「土地と場所」のエンターテイメント
歴史的な出来事や国家的行事、はたまた市井の人々の営みは、それらが起こった・生まれた「土地」と密接な関係を持つ。小説から研究書まで、知的好奇心に刺さる、歴史・文化・民俗の「場所」的意味を探る5冊。
1. 掬われる声、語られる芸――小沢昭一と『ドキュメント 日本の放浪芸』
鈴木 聖子 著/四六判/328頁/2,750円
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393441701.html
2. 映画館に鳴り響いた音――戦前東京の映画館と音文化の近代
柴田 康太郎 著/A5判/784頁/9,680円
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393930496.html
3. [アジア文芸ライブラリー]南光
朱 和之 著 中村 加代子 訳/四六判/392頁/2,860円
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393455067.html
4. ヴェルサイユの祝祭――太陽王のバレエとオペラ
小穴 晶子 著/四六判/272頁/2,970円
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393930502.html
5. 五輪と万博――開発の夢、翻弄の歴史
畑中 章宏 著/四六判/256頁/2,090円
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393291320.html
●ロマンスの深みを(疑いつつ)覗き込む
いつもとは違ってロマンスを少し離れて見てみませんか。どっぷりハマった時にはない魅力に出会えるかもしれません。映画や歴史、文学から評論まで人それぞれのロマンスの形がここにある。
1. 涙の果て――知られざる女性のハリウッド・メロドラマ
スタンリー・カヴェル 著 中川 雄一 訳/四六判/416頁/4,840円
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393324059.html
2. 恋愛しない私でも『源氏物語』は楽しめますか
西原 志保 著/四六判/248頁/2,200円
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393441718.html
3. 渾沌の恋人(ラマン)――北斎の波、芭蕉の興
恩田 侑布子 著/四六判/272頁/2,530円
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393444238.html
4. ヴェルサイユの祝祭――太陽王のバレエとオペラ
小穴 晶子 著/四六判/272頁/2,970円
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393930502.html
5. [アジア文芸ライブラリー]花と夢
ツェリン・ヤンキー 著 星 泉 訳/四六判/308頁/2,640円
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393455104.html
●夢の「受賞本グランプリ」
1. チョンキンマンションのボスは知っている――アングラ経済の人類学
小川 さやか 著/四六判/276頁/2,200円
第51回(2020年)大宅壮一ノンフィクション賞・第8回(2020年)河合隼雄学芸賞受賞作
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393333716.html
2. 記憶する体
伊藤 亜紗 著/四六判/280頁/1,980円
第42回(2020年)サントリー学芸賞〔社会・風俗部門〕受賞作
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393333730.html
3. 玉響――正木ゆう子句集(第六句集)
正木 ゆう子 著/四六判変型/208頁/2,420円
第75回(2024年)読売文学賞〔詩歌俳句賞〕受賞作
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393434536.html
4. 掬われる声、語られる芸――小沢昭一と『ドキュメント 日本の放浪芸』
鈴木 聖子 著/四六判/328頁/2,750円
第74回(2024年)芸術選奨文部科学大臣賞〔評論部門〕受賞作
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393441701.html
5. [アジア文芸ライブラリー]花と夢
ツェリン・ヤンキー 著 星 泉 訳/四六判/308頁/2,640円
第61回(2024年)日本翻訳文化賞受賞作
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393455104.html
6. 映画館に鳴り響いた音――戦前東京の映画館と音文化の近代
柴田 康太郎 著/A5判/784頁/9,680円
第46回(2024年)サントリー学芸賞[社会・風俗部門]受賞作
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393930496.html
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☆ webマガジン「web春秋 はるとあき」☆ https://haruaki.shunjusha.co.jp/
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☆新連載☆
○鋼鉄の講義室 メタル文化学入門 齋藤 桂 → https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/1126
様々な角度からヘヴィー・メタルとそれをとりまく文化を捉える試み。「メタル文化学入門」の開講!
【第1回】鋼鉄の門扉を開く → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/8795
●好評連載●
○軽刈田凡平の新しいインド音楽の世界 軽刈田凡平 → https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/1119
いま世界でもっとも面白い音楽シーンをめぐる連載。案内人は新進気鋭のインド音楽ライター、軽刈田凡平(かるかった・ぼんべい)
【第1回】踊るインド人と映画音楽 → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/8772
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★「じんぶん堂」好評連載中!★
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出版社と朝日新聞社による、“人文書の魅力を発信していくプロジェクト” 「じんぶん堂(powered by 好書好日)」では書籍紹介や読み物など、魅力的な内容をお届けしています。ぜひご覧ください。※木曜日更新(月3回)
◇4月3日 公開◇
ヴィパッサナー瞑想のエキスパートによる『死のレッスン』(前篇)――生成AIによる紹介 → https://book.asahi.com/jinbun/article/15680576
◇4月10日 公開◇
ヴィパッサナー瞑想のエキスパートによる『死のレッスン』(後篇)――仏教の智慧 → https://book.asahi.com/jinbun/article/15695323
ヴィパッサナー瞑想のエキスパートが体験した認知症の母の二年間の介護と看取り。それを基にしたマインドフルネスと慈悲の瞑想を駆使して最期まで愛情をもってやり抜く経緯。
書籍はこちらから → 『実録 ブッダの瞑想法――死のレッスン』 https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393710876.html
◇4月17日 公開◇
人間にとって物語とはなにか――〈アジア文芸ライブラリー〉1年の歩み → https://book.asahi.com/jinbun/article/15704929
アジアのこれからを考えるためになぜ「文学」に注目するのか。シリーズ担当編集者がこの1年の歩みを振り返りながら考える。
書籍はこちらから → [アジア文芸ライブラリー]
『花と夢』 https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393455104.html
『南光』 https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393455067.html
『わたしたちが起こした嵐』 https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393455050.html
『高雄港の娘』 https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393455098.html
『美は傷』 https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393455111.html
『至上の幸福をつかさどる家』(近刊) https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393455081.html
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☆新刊案内(4月刊行)☆ https://www.shunjusha.co.jp/search/new.html
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●『福音書を哲学する――キリスト教会の誕生とイエスの教え』
八木 雄二 著
四六判/320頁/3,520円
人間文明の陥穽を批判し、空の鳥や野の花のような生を賞揚したイエスの真情を、使徒のやるせない想いが創りだした教理や文献資料の限界を超えてつかみとる哲学者の探究。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393324196.html
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●『フォルモサ南方奇譚』
倉本 知明 著
四六判/368頁/2,750円
大国による支配の痕跡と土着の文化が絡み合う神々の楽園・台湾の南部で、歴史と伝承の狭間にある数々の奇譚を読み解き、台湾の「いま」を考える。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393424636.html
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●『〈いのち〉をケアする医療――患者と医療者の新しい関係のあり方』
加藤 眞三 著
四六判/336頁/3,080円
患者と医療者が対等な立場で対話し最適な医療を見つけることを主張してきた著者が、AIの時代を前にさらなる展開を探究する、いのちを大切にする医療の集大成。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393710883.html
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●『ポリフォニー音楽の記譜法――1450~1600年〈新装版〉』
ウィリー・アーペル 著 / 東川 清一 訳
A5判/360頁/7,150円
タブラチュア、白符計量記譜法等、古楽の原資料を読み解く指針。記譜法から見た中世・ルネサンス音楽の創造と展開を詳述した音楽理論研究の名著。音楽学の基礎研究に重要。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393930557.html
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●『バッハ コラール・ハンドブック〈新装版〉』
大村 恵美子、大村 健二 編著 著
A5判/400頁/4,620円
バッハの教会カンタータ、モテット、受難曲、オラトリオに使用された「コラール」(全154曲)の全歌詞(独語・日本語訳対訳)と楽譜を網羅。大作曲家の創造の源泉。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393938034.html
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♪楽譜〈新装版〉♪ 計4点
・シューマン集[2]
井口 基成 編集・校訂
菊倍判切付表紙/170頁/2,640円
ちょうちょう Op.2
ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6
謝肉祭 Op.9
子供の情景 Op.15
クライスレリアーナ Op.16
ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393918388.html
・シューマン集[4]
井口 基成 編集・校訂
菊倍判切付表紙/176頁/2,860円
幻想小曲集 Op.12
第1曲 夕べに
第2曲 飛翔
第3曲 なぜ?
第4曲 気まぐれ
第5曲 夜に
第6曲 おとぎ話
第7曲 夢のもつれ
第8曲 歌の終り
幻想曲 ハ長調 Op.17
フモレスケ 変ロ長調 Op.20
夜想曲集 Op.23
3つのロマンス Op.28
森の情景 Op.82
第1曲 森の入口
第2曲 待ちぶせる狩人
第3曲 寂しい花
第4曲 気味の悪い場所
第5曲 懐しい風景
第6曲 宿屋
第7曲 予言の鳥
第8曲 狩りの歌
第9曲 別れ
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393918401.html
・ラヴェル全集[2]――夜のガスパール クープランの墓 他
森安 芳樹 編集・校訂・運指 / 寺西 基之 解説
菊倍判切付表紙/152頁/3,630円
夜のガスパール
第1曲「水の精」
第2曲「絞首台」
第3曲「スカルボ」
ハイドンの名によるメヌエット
高貴で感傷的なワルツ
前奏曲
ボロディン風に
シャブリエ風に
クープランの墓
第1曲 前奏曲
第2曲 フーガ
第3曲 フォルラーヌ
第4曲 リゴードン
第5曲 メヌエット
第6曲 トッカータ
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393918753.html
・クララ・シューマン全集[1]――4つの性格的小品 音楽の夜会 他
川嶋 ひろ子 編集・校訂・運指
菊倍判切付表紙/192頁/3,850円
4つのポロネーズ Op.1
エチュード
ワルツ形式によるカプリス集 Op.2
ロマンスと変奏 Op.3
ロマンティックなワルツ Op.4
4つの性格的小品 Op.5
音楽の夜会 Op.6
ベルリーニ《海賊》の歌にもとづく演奏会用変奏曲 Op.8
即興曲「ウィーンの思い出」 Op.9
スケルツォ Op.10
3つのロマンス Op.11
序 クララ・シューマンの人生と音楽
作品解説 校註及び演奏上の助言
クララ・シューマン ピアノ独奏曲一覧
年譜 クララ・シューマンとその時代
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393918845.html
*今月の営業部イチオシ本*
●『えほん 観音さま』
前田 まゆみ 著
B5判変型/32頁/1,980円
心が和む、大人のためのアート・ブック
ヴィジュアルとやさしい文章で描く「延命十句観音経」のファンタジー。一冊の絵本があなたに寄り添う、こころのメッセージ。英文付き。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393139080.html
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★ 近刊案内(2025年5月刊行予定) ★ https://www.shunjusha.co.jp/search/next.html
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●『インド哲学の万華鏡』
桂 紹隆 監修 片岡 啓 / 護山 真也 編
四六判/320頁/3,850円
インド哲学の各学派の専門家を結集し、インド哲学に興味のある哲学好きに向け、西洋哲学とのつながりを意識しつつ、存在や世界、認識や言語や論理を対象に思想を解説する。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393134696.html
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●『正法眼蔵 全 新講 第二巻』
南 直哉 著
A5判/418頁/4,620円
仏教の思想の核心は無常・無我・縁起であるという立場から真意に迫る。第二巻は、一顆明珠・心不可得・古仏心・大悟・坐禅儀・坐禅箴・海印三昧・空華・光明の巻を収録。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393152348.html
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●『複眼的世界思想史講義』
古賀 勝次郎 著
A5判/360頁/2,970円
世界史の出来事の背後には必ず思想問題が絡んでいる。東西の社会と思想のありようを多様な視点から鳥瞰し、歴史を現在の問題として捉え直す試み。
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●『現代ヨーガ論』
伊藤 雅之 著
四六判/288頁/2,750円
フィットネスとして私たちが親しんでいるヨガはどこから来たのか? ヨガが根拠としているインドの経典が伝える内容やヨガが直面する現代的な問題などを網羅的に論じる。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393365823.html
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●『[アジア文芸ライブラリー]至上の幸福をつかさどる家』
アルンダティ・ロイ 著 パロミタ 友美 訳
四六判/500頁/4,180円
ヒジュラーのアンジュムは墓場に家を建てて住み始める。ゲストハウスとなったその地で、様々な傷を抱えた人々の人生が交錯する……。ブッカー賞作家、20年ぶりの小説。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393455081.html
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
『アリア名曲集』シリーズのI・II・VI巻(ソプラノ編1・2・3)を『アリア名曲集 ソプラノ』1・2・3巻として改題、再構成します
・アリア名曲集 ソプラノ[1]
木下 保 編集
四六倍判切付表紙/186頁/3,300円
◇収録曲…グルック:アルチェステ、モーツァルト:フィガロの結婚/ドン・ジョヴァンニ/魔笛ほか、ケルビーニ:アヴェ・マリア、ベートーヴェン:フィデリオ、クロイツァー:グラナダの宿、ウェーバー:魔弾の射手、マルシュナー:ハンス・ハイリング、ロルチング:露帝と船大工/刀鍛冶、フロトウ:マルタ、ワーグナー:さまよえるオランダ人/タンホイザー/ローエングリン
・アリア名曲集 ソプラノ[2]
木下 保 編集
四六倍判切付表紙/188頁/3,520円
◇収録曲…ロッシーニ:セヴィーリャの理髪師、ドニゼッティ:ランメルモールのルチア/連隊の娘、ベッリーニ:夢遊病の女/ノルマ、ヴェルディ:リゴレット/椿姫/アイーダ/オテロほか、トーマ:ミニョン、グノー:ファウスト、ドリーブ:ラクメ、ビゼー:カルメン
・アリア名曲集 ソプラノ[3]
木下 保 編集
四六倍判切付表紙/204頁/3,520円
◇収録曲…モーツァルト:コシ・ファン・トゥッテ/魔笛、ウェーバー:オベロン、マイヤーベーア:ディノラー、ワーグナー:トリスタンとイゾルデ、ヨハン・シュトラウス:こうもり、ヴェルディ:イル・トロヴァトーレ/オテロ/ファルスタッフ、ポンキエッリ:ラ・ジォコンダ、レオンカヴァッロ:パリアッチ、プッチーニ:マノン・レスコー/トスカ/マダム・バタフライ/トゥーランドットほか、グノー:ファウスト、オッフェンバック:ホフマン物語、マスネ:エロディアード、チャイコフスキー:スペードの女王、リムスキー=コルサコフ:金鶏
(※刊行時期は変更となる場合がございます。)
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☆重版情報☆ https://www.shunjusha.co.jp/news/n60597.html
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●『ラモー氏の原理に基づく 音楽理論と実践の基礎』
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393931967.html
ジャン・ル・ロン・ダランベール 著
片山 千佳子 / 安川 智子 / 関本 菜穂子 訳
A5判/2012年7月刊/定価6,050円【2刷】
18世紀以降の音楽の土台となった和声理論を本邦初訳。
ラモーの詳細な理論を基に、「百科全書」編纂者ダランベールがまとめた平易な入門書(1752年刊)。
西欧で大評判となって広く普及し、根音バスという考え方の受容に大きく貢献した歴史的文献。解題・索引付。
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□営業部だより□
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小社の最新図書目録 2025年度版が出来ました。2024年12月まで刊行の書誌情報を掲載しております。全国主要常備書店一覧も掲載。表紙デザインは『フォルモサ南方奇譚』の装幀も手がけられた、鎌内文氏です。
ご希望の方には無料で進呈いたします。おもとめの際は、小社営業部(電話:03-3255-9611、FAX:03-3253-1384)までお問い合わせください。
なお、掲載書目には在庫切れ、価格変更等が生じる場合があります。何卒ご了承ください。
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