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メールマガジン 2018年 9月号

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 春秋社 メールマガジン

          2018年 9月号【Vol.004】
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◇2018年、春秋社は創業100年を迎えます◇

このたびの台風21号および、前線等に伴う大雨により被害を受けられた地域のみなさま、また、北海道胆振東部地震の災害による被害に遭われたみなさまに謹んでお見舞い申し上げます。

■目次■
▼巻頭エッセイ:物理の話 渡仲幸利
▼新刊案内(9月刊行)
▼近刊案内(10月刊行予定)
▼100周年フェア開催中!
▼書店イベント情報
▼webマガジン「web春秋 はるとあき」
▼編集後記


●巻頭エッセイ
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 物理の話          渡仲幸利
 第8回 運動方程式の背後
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 ニュートンの運動方程式は、力によって物体に加速度がつまり運動が生じることを示しているのだが、力がなにものであるかについては一言もいっていない。万有引力を見つけたときにも、ニュートンはそれが物と物との距離に関係しているさまを記述しただけで、その正体には一切触れなかった。
 力は源をつきつめれば物質的とも非物質的とも決めかねる。ニュートンはこれを全知全能の神に帰した。神は研究の対象にしたくてもつねに研究を上回ってくる存在である。そこでかれは、神がすでに表わしたもの、ということは現に与えられている自然を、ただ徹底的に合理的に理解しようとした。そして研究の対象を、なんの仮説も含まない自然の物質的構造に限定した。人生になぞらえた時間という仮説がじつに慎重に避けられた。
 変化さえ、置き換えの利くものだけで表わされることになる。実験はくりかえされなければならないし、過去も未来も、現在の構成物の配置替えにとどまることになる。この置き換え可能の考えは、今日、場の量子論で行くところまで行き、もはやたがいに区別を持たない粒子たちの配置について理論が展開されるに到っている。
 自然科学は、ニュートンが慎重に限定した本質的にはなんの変化も起こらない世界のなかで咲き誇っているにすぎない。二度と取り戻せないかけがえのない時間は、かれの奥深くで生きる神に返された。客観的だとかいうありきたりなことばでかれの仕事を覆うことなど、到底できない。
      (となか・ゆきとし◎哲学者。)
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☆新刊案内(9月刊行)☆
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●密教にまなぶ  ひろさちやのいきいき人生4
ひろさちや 著
四六判/1700円
【内容】人生を見直すシリーズ4作目の本書は、仏の〈まね〉をし、平等なマンダラ世界に没入する密教の教えに注目して、すべてを仏にまかせる〈大欲〉の生き方を推奨する。
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-13414-6/
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●日本仏教を問う ――宗学のこれから
智山勧学会 編
四六判/3500円
【内容】宗派の学問〈宗学〉について、その実態・歴史・課題を検討し、世界で展開されているデジタル・ヒューマニティーズとあわせて、日本仏教の未来を問い直す意欲作。
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-13424-5/
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●奈良 風のまにまに
多川俊映 著
四六判/2200円
【内容】千三百年の歴史をほこる奈良・興福寺にまつわる逸話や美術品、現代の社会問題について、豊かな心のあり方とは何かを基調に、興福寺貫首が軽妙な語り口で説き明かす。
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-13646-1/
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●非凡なる凡婦 白秋の妻菊子
北原東代 著
四六判/2500円
【内容】偉大な詩人にして歌人白秋の後半生に身を粉にして尽くし、白秋没後も常に白秋の"霊"と共に生きていた妻菊子。長男の嫁として12年、生活を共にした著者が愛情深く描く。
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-43652-3/
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●人間いたるところ青山あり ――父に捧げる乾杯のうた
加藤ヒロユキ 著
四六判/1800円
【内容】サラリーマンから事業経営者を経て60歳で医者となった昭和男の生き方。逆転の発想で人生の荒波を乗り越え果敢に生きてきた父親の姿。根底に流れる独自の人生哲学を綴る。
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-43653-0/
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●あのときの蒼い空 ――それぞれの戦争
比企寿美子 著
四六判/1800円
【内容】戦争は市井の人の心に何を残したのか。幼い頃に空襲を体験したエッセイストが、身近な人々、忘れ難い人々の、かけがえのない人生の〈物語〉を活写。
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-43654-7/
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●ころころするからだ ――この世界で生きていくために考える「いのち」のコト
稲葉俊郎 著
四六判/1800円
【内容】わたしたちの「こころ」と「からだ」、いろんな角度から見つめなおそう。言葉・食・教育・養生・道・芸術……。東大病院医師が、社会や文化のなかの「いのち」を紐解く。
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-71632-8/
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★近刊案内(10月刊行予定)★  http://www.shunjusha.co.jp/coming.html
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『増支部経典 第五巻 原始仏典III』
中村 元 監修 前田專學 編集 及川真介/平木光二/羽矢辰夫 訳
「供養されるべき人」「清涼」「沙門たること」「潜在的煩悩品」「七つのヴァッジ」「大供養祭」など、第6集(全12章)と第7集(全8章)を収録。

『衆生ほんらい仏なり』日野西光尊 著
奈良・中宮寺の門跡が、みずからの激動の半生を込めて、観音さまの心をわが心として、清々しくしあわせに生きるために、いまなすべきことを語る、〈いのち〉の法話集。

『ノマド――漂流する高齢労働者たち』
ジェシカ・ブルーダー 著 鈴木素子 訳
一見、キャンピングカーで暮らす気楽な高齢者。だがガソリンとPC・携帯を命綱に季節労働のため放浪する人々がいる。ジャーナリストが数百人に取材、リタイアなき時代の実情をルポ。

『ポリヴェーガル理論入門――心身に変革をおこす「安全」と「絆」』
ステファン・W・ポージェス 著 花丘ちぐさ 訳
常識を覆す画期的理論、初邦訳。哺乳類における副交感神経の二つの神経枝とトラウマやPTSD、発達障害等の発現メカニズムの関連を解明、治療の新しいアプローチを拓く。

『〈目覚め〉への3つのステップ――マインドフルネスを生活に生かす実践』
ラリー・ローゼンバーグ 著 藤田一照 訳
3段階で「気づき」への深め方を具体的に示唆し、瞑想の極意を伝授する。内容説明とQ&Aの形式で、日常における実践への疑問もカバー。これから瞑想をはじめる方にも。

『猫のためいき鵜の寝言 十七音の内と外』正木ゆう子 著
たった一度すれ違った人、一羽の鳥、過ぎ去った思い。微かな思念、瞬間の情感――眼前に立ち現れる記憶に心が揺れ動く。蛇笏賞受賞の稀代の俳人が綴る極上のエッセイ。

『幸せのレッスン』エレーヌ・グリモー 著 横道朝子 訳
世界中のファンを魅了するピアニストが贈る、浄化と再生の物語。慌ただしく飛び回る生活に疲れ果てていた彼女が、自分を見つめなおすための旅先で見出した生き方(スタイル)とは…

(※刊行時期は変更となる場合がございます。)


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☆100周年フェア開催中!☆
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春秋社の常備書店を中心に、創業100周年記念ブックフェアを開催いたしております。ぜひとも、お近くの開催書店へお出かけください。
開催書店は時期・期間・規模などがそれぞれ異なりますので、詳しくは小社または開催書店へお問い合わせください。

◆現在開催中の店舗一覧はこちら → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/752


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★書店イベント情報★
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稲葉俊郎著『ころころするからだ――この世界で生きていくために考える「いのち」のコト』(http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-71632-8/)と藤田一照訳『〈目覚め〉への3つのステップ――マインドフルネスを生活に生かす実践』(10月下旬刊行予定)の刊行を記念し、お二人によるトークイベントを開催いたします。
詳細は以下の通り。

●青山ブックセンター本店 刊行記念トークショー&サイン会 
【日時】2018年10月24日(水) 19時00分~ (開場18時30分)
【会場】青山ブックセンター本店内 小教室
【料金】1350円(税込)
【定員】50名
※お申込みなど、くわしくはこちら → http://www.aoyamabc.jp/event/listen/

その他、最新情報はこちら →
http://www.shunjusha.co.jp/news.html

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★webマガジン「web春秋 はるとあき」★
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2018年6月より小社のwebマガジン「Web春秋」が「web春秋 はるとあき」として、装い新たに生まれ変わりました!
『春秋』でご好評いただいていた連載陣(※)を加え、充実の内容をお届けします。

https://haruaki.shunjusha.co.jp

★好評連載中★
「人と鳥の文化誌」細川博昭
 https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/649

「ソウセキ・コード」古山和男
 https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/636

「書庫冒険譚」川崎昌平
 https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/639

「やさしい気持ち」今井田博
 https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/637

「菌は語る――ミクロの開拓者たちの生きざまと知性」星野保
 https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/111

「極楽の原風景」若麻績敏隆(※)
 https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/105

「チョンキンマンションのボスは知っている――香港のアングラ経済と日本の未来」小川さやか
 https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/112

「希望のディアスポラ――移民・難民をめぐる政治史」早尾貴紀
 https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/101

「GEIJUTSU論――藝術2.0をさぐる思考の旅」熊倉敬聡
 https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/117

「空海とソーシャルデザイン」兼松佳宏
 https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/115

「〈性〉なる家族」信田さよ子(※)
 https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/107

「精進料理のこころ」吉村昇洋(※)
 https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/108

「記憶する体」伊藤亜紗
 https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/114

「大正・昭和前期の宗教と社会」島薗進(※)
 https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/106

「イザベラ・バードの見た日本」赤坂憲雄
 https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/118


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□編集後記□
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自然災害が相次ぐ日本列島、いのちの尊さについて考えさせられる日々が続きます。この世に生を受けた者は、いつか、その日を迎えます。先月小社より刊行いたしました山崎章郎著『「そのとき」までをどう生きるのか』は、在宅ホスピス医の先駆者である著者が「最期まで尊厳ある生をまっとうするため」の思いを綴っています。
病とたたかうこと、受け入れること。生きているかぎり、どのようなかたちで迎えるか分からない、けれど不可避である「死」と真摯に向き合い、患者さんの伴走者として長年ホスピスケアに取り組んできた著者だからこそたどりついた、ひとつの「答え」がここにあります。

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□春秋社 メールマガジン□ 毎月25日ごろ配信

発行:株式会社 春秋社
〒101-0021 東京都千代田区外神田2-18-6
Eメール: info@shunjusha.co.jp
ホームページ: http://www.shunjusha.co.jp/
Twitter: https://twitter.com/shunjusha/
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◆書籍のご注文はお近くの書店か小社営業部にお願いいたします。
(TEL:03-3255-9611、FAX:03-3253-1384)
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■バックナンバー
2018年 6月号【Vol.001】
https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/962
2018年 7月号【Vol.002】
https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/1034
2018年 8月号【Vol.003】
https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/1185

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