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ソウセキ・コード――『明治の御世の「坊っちやん」』付論 古山和男

『明治の御世の「坊っちやん」』(2017年10月刊)の著者によるスピンオフ連載。

前書では夏目漱石の『坊っちやん』が能楽の様式を借りた筋立てであり、江戸の戯作の手法によって当局の検閲を出し抜き、強権的な政府を批判し攻撃する諷刺小説であったことを明らかにしたが、本連載では、あの手この手で韜晦され、隠蔽され、偽装されている漱石の本意に迫る暗号解読の「鍵」を紹介していく。

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著者略歴

  1. 古山和男

    1950年、岐阜県恵那市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。リコーダー演奏家、音楽文化研究家。専門はバロック、ルネサンス演奏法と音楽理論、舞踏法の研究。著書に『秘密諜報員ベートーヴェン』(新潮新書、2010年)『明治の御世の「坊っちやん」』(春秋社、2017年)。

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