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宇宙時代と大乗仏教 田中公明

宇宙には無数の銀河があり惑星で満ちあふれているが、2000年前に説かれた大乗仏教で説かれる多仏国土の世界観もそれに等しいものである。また阿弥陀如来のいる浄土はまさに地球外生命体が存在する世界とも言えるし、経典で説かれるような他仏国土の菩薩が時空を越えて地球にやって来て説法する様子は、SF映画のワープに近いものがある。このように現在飛躍的に進歩している天文学・物理学の知見は、大乗仏教の思想と符合することも多い。両者を比較することで見えてくる不思議な世界へようこそ。

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著者略歴

  1. 田中公明

    1955年、福岡県生まれ。1979年、東京大学文学部卒。同大学大学院、文学部助手(文化交流)を経て、(財)東方研究会専任研究員。2014年、公益財団化にともない(公財)中村元東方研究所専任研究員となる。2008年、文学博士(東京大学)。ネパール(1988-1989)、英国オックスフォード大学留学(1993)各1回。現在、東方学院講師、慶應義塾大学講師、東洋大学大学院講師、高野山大学客員教授(通信制)[いずれも非常勤]、富山県南砺市利賀村「瞑想の郷」主任学芸員、チベット文化研究会副会長。密教や曼荼羅、インド・チベット・ネパール仏教に関する著書・訳書(共著を含む)は50冊以上。論文は約140編。くわしくは個人ウェブサイト(http://kimiakitanak.starfree.jp/)を参照。

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