『思ひ出の戦線――戦傷将兵の手記』(1938年)
本を求めて冒険するプランとオートン。春秋社の書庫の奥深くから、奇書珍書、はたまた往年の名著までをひっぱりだして吟味します。今回は急展開!ふたりを待ち受けていたものとは?
当時から見る「戦争」と、未来から振り返る「戦争」。
現代に生きる私たちは、先入観なしには戦争を語れなくなっているのかもしれません。
「この世界の片隅に」が話題になりましたが、当事者にとっての「戦争」を知ることの大切さを、この本も教えてくれるようです。
しかし……なんと、プランは直接データを解析できる仕組みを身体に兼ね備えているようです!
さらには、2040年のロボットが骨董品となってしまっているこの世界。いったいどれくらい未来のお話なのでしょうか。
ふたりの旅する世界への謎は深まるばかりです。