【イベントレポート】10月24日「からだに耳を澄ませる」稲葉俊郎・藤田一照トークイベント@青山ブックセンター本店
10月に弊社から刊行いたしました、稲葉俊郎『ころころするからだ』とL・ローゼンバーグ著/藤田一照訳『〈目覚め〉への3つのステップ』。
どちらも「からだ」と「こころ」にまつわる書籍となっております。2冊の刊行を記念して、青山ブックセンター本店さまにてイベントを開催しました。その様子を、担当編集Yがレポートいたします。
かねてより親交のあった稲葉俊郎先生と藤田一照先生。今回は「からだに耳を澄ませる」というテーマで対談していただきました。
満員御礼、ありがとうございます!
たくさんの方にお越しいただきました。
稲葉先生は普段は東大病院にて循環器科の医師として勤められています。一方、一照さん(「藤田先生」と呼ばれるのは苦手なのだそうです)は禅僧です。
おふたりの共通点は「からだ」と「こころ」への興味。
「ころころするからだ」という書籍のタイトルも、「こころ」の由来が「ころころ」であるという説から「こころとからだ」、「心身一如」という意味をこめてつけられたというお話もしてくれました。
さらに、おふたりの最近の興味関心についてもたくさん語っていただきました。
一照さんは、仏教をカテゴリーから取り出して、ほかのジャンルとリンクさせたいとおっしゃっていました。
科学や現代的な知とどうリンクしていくのかを見ていきたいとのこと。
また、稲葉先生は大学の仕組みに関心があるそうです。
普遍的な知を集める場所として機能するのが、本来の「大学」なのではないか、そしてその「知」を追求していくことと、「知」を広めることの意味を考えているそうです。
そういった話から、「普遍的な知」や根本的なものについてのお話が展開していきます。
「自分」と「周り」の関係性や、「みずから」と「おのずから」の違い、「呼吸感覚」と「時間」、変化を恐れないということなど、たくさんのキーワードがありました。
イベント終了後には、サイン会も行いました。
おふたりとも素敵なイラスト付きサインです!
上の写真は稲葉先生のイラストを書いている様子です。
一照さんは坐禅している人のイラストを描いてくださっていました。
青山ブックセンター本店さま、このような素敵なイベントを企画してくださったこと、心より御礼申し上げます。
たくさんの方にお越しいただき、本当に感謝しております。ありがとうございました!
〈お知らせ〉
☆稲葉俊郎先生の次回イベント
12/7(金)@Title『「私」をつくることば――この世界で生きていくために』
稲葉俊郎×尹雄大『ころころするからだ』『脇道にそれる』刊行記念トークイベント
※満員御礼となりました。受付終了しております。
その他、近況やイベント情報はそれぞれのHPにてお知らせがありますので、チェックしてみてくださいね。
☆稲葉俊郎HP https://www.toshiroinaba.com/blog
☆藤田一照HP http://fujitaissho.info/
〈書籍〉