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メールマガジン Vol.056

※HTML版はこちらをご覧ください。

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 春秋社 メールマガジン【Vol.056】
    2023年11月1日配信
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 巻頭言
 紅葉の名所、関東有数の古刹として知られる成田山新勝寺には断食道場があり、コロナ禍以前は申し込めば誰でも3日から1週間の断食修行をすることができました。電子機器は持込不可、境内から出ることも禁じられ、ただ護摩行や写経や瞑想などの修行だけがある、貴重な体験でありました。
 しかし修行と境内の散歩以外にすることのない状況で、ただ空腹に耐えるというのは、相当な苦行です。食べ物のことは考えないようにしようと思っても、道場の仲間と話せばついつい食べ物の話題がのぼります。しまいには食べ物の夢まで見る始末。その日、夢枕に現れたのはなんと両手にご馳走を抱えた弘法大師さま。ここ成田山新勝寺の御本尊不動明王は、弘法大師自らが開眼したと伝わります。夢の中でその弘法大師さまが、空腹に苦しむ私を見かねたのか、食べ物を差し出して、こうおっしゃったのです。

「……食うかい?」

 さて、今年2023年は弘法大師空海が讃岐国に生まれて1250年。各地で記念の法会やイベントが開催されております。春秋社でもこれまで、空海にまつわる書籍をさまざまに刊行してまいりましたが、なかでも最新の論考、 中山 真知子『いけばなの思想 空海にはじまる千二百年の歴史』は空海イメージを刷新する独創的な研究です。
 いけばなのルーツは、密教儀礼に由来する「たて花」にあることが長く知られていましたが、その実態は謎に包まれていました。本書では、花伝書に記された図や秘文を、仏教思想史と交叉させて読み解くことで、「たて花」成立の背景に日本の山岳信仰や修験道、密教の思想があったことを明らかにしました。そしてそのタイトルにある通り、いけばなの歴史をさかのぼってのたどり着いたのは、千二百年前、空海のもたらした思想です。空海が仏教のみならず、日本文化に与えた影響の大きさを窺い知ることができるでしょう。(ら)

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■目次■
▼webマガジン「web春秋 はるとあき」
▼「じんぶん堂」好評連載中!
▼新刊案内(10月刊行)
▼近刊案内(11月刊行予定)
▼重版情報
▼編集後記

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☆ webマガジン「web春秋 はるとあき」☆ https://haruaki.shunjusha.co.jp/
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●好評連載●
○「文字の渚」 岩切 正一郎
文学、詩歌、戯曲、映画。古今東西の表現芸術のなかから、言葉の「変形」を読み解き、芸術の持つ力を再考する。
 【第6回】孤独 → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/7500
○「スヴニール とりどりの肖像」   佐々木 健一
 【第33回】内池興一郎君――やさしさの極み → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/7526
○「フォルモサ南方奇譚――南台湾の歴史・文化・文学」 倉本 知明
南台湾各地を舞台に、歴史や伝承を辿りながら知られざる台湾の姿を描き出すエッセイ。
 【第7回】浸水営古道クロニクル:忘れられた騒乱 → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/7527
○「人生というクソゲーを変えるための仏教」 ネルケ 無方
人生というクソゲーを遊んで楽しい本当のゲームに変える方法を探る。
 【第14回】 道元の疑問 → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/7547
○「カントの誤診――『純粋理性批判』を掘り崩す」  永井 均
近代哲学を確立したカント『純粋理性批判』を徹底的に読解し、批判することで、近代哲学を解体し、独在論哲学を賞揚する試み。
 【第3回】 → https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/7556

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★「じんぶん堂」好評連載中!★
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出版社と朝日新聞社による、“人文書の魅力を発信していくプロジェクト” 「じんぶん堂(powered by 好書好日)」では書籍紹介や読み物など、魅力的な内容をお届けしています。ぜひご覧ください。※毎週木曜日更新(月3回)

◇10月12日 公開◇
何事もおこらないのはなぜか――『日本語に生まれること、フランス語を生きること』をめぐって(1) → https://book.asahi.com/jinbun/article/15014104
◇10月19日 公開◇
日本語と遍在的天皇制――『日本語に生まれること、フランス語を生きること』をめぐって(2) → https://book.asahi.com/jinbun/article/15025329
◇10月26日 公開◇
腐敗と闘う:中世イタリアのシエナと「御成敗式目」の日本――『日本語に生まれること、フランス語を生きること』をめぐって(3) → https://book.asahi.com/jinbun/article/15032956
●書籍はこちらから→ 『日本語に生まれること、フランス語を生きること――来たるべき市民の社会とその言語をめぐって』 https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393333976.html

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★新刊案内(10月刊行)★  https://www.shunjusha.co.jp/search/new.html
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●菩薩は女性を愛せるか
大竹 晋 著
四六判/292頁/3,080円
仏になるため禁欲する男性は、女性に何をなしうるか。菩薩は女性に説法できるか。部派仏教と大乗仏教、出家者と在家者を区別しつつ、菩薩の本質を鮮やかに解明する。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393111406.html
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●奇人問答――『ホウ居士語録』を読む(ホウはまだれに龍)
則竹 秀南 著
四六判/180頁/1,870円
在俗にありながら唐代の名僧と渡り合ったホウ居士の語録は、奇妙ながらもどこかおかしみがある、奇人同士の対話である。空に徹し純に生きた居士の境地を、稀代の老師が紹介。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393140215.html
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●安田理深 唯識論講義 上[創業105周年記念復刊]
本多 弘之 編
A5判/384頁/7,700円
親鸞思想に傾倒した仏教哲学者安田理深の晩年の講義を整理した講義録。親鸞思想と西洋哲学史を基に唯識を解説する。上では親鸞教学と唯識の関係や唯識の基本情報を論じる。〈新装版〉
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393166147.html
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●安田理深 唯識論講義 下[創業105周年記念復刊]
本多 弘之 編
A5判/392頁/7,700円
親鸞思想に傾倒した仏教哲学者安田理深の晩年の講義を整理した講義録。親鸞思想と西洋哲学史を基に唯識を解説する。下では本格的に『唯識三十頌』の本文を読み進めていく。〈新装版〉
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393166154.html
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●キリスト教を哲学する――隠されたイエスの救い
八木 雄二 著
四六判/336頁/3,520円
由来の違う様々な要素によるキリスト教の矛盾と混乱を認めつつ、哲学の立場から、罪、赦し、ペルソナ、自由意志と予定説といった難問を解析し、イエスの言葉の核心に迫る。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393324127.html
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●いけばなの思想――空海にはじまる千二百年の歴史
中山 真知子 著
四六判/260頁/3,520円
花伝書を読み解き、いけばなの源流である「たて花」の実態を描き出すとともに、その背後にある空海・覚鑁らの仏教思想といけばなとの結びつきを明らかにする。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393333990.html
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●科学をうたう――センス・オブ・ワンダーを求めて
松村 由利子 著
四六判/260頁/2,530円
日常を支える科学技術を詠んだすぐれた短歌は現代を鮮やかに映し出す。短歌をとおして見つめる、科学と文学の接点。元新聞記者・歌人の眼差しと感性が見晴るかす短歌の地平。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393444252.html
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●からだで変わるピアノ[創業105周年記念復刊]
宇治田 かおる 著
四六判/180頁/2,200円
一生懸命なのに上達しない、やる気はあるけれど長続きしない…。つい練習しすぎてしまう学習者のための、ピアノとの新しい関係。自分に合った自然な身体の使い方を説く。〈新装版〉
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393936139.html

*今月の営業部イチオシ本*
●死にゆく人と共にあること――マインドフルネスによる終末期ケア[創業105周年記念復刊]
ジョアン・ハリファックス 著 / 井上 ウィマラ 監訳
四六判/352頁/3,080円
旅立つ人の解放、ケアする人の回復。
40年にわたり寄り添った、看取りの現場から生まれた終末期ケア専門家訓練プログラムBWD(Being with Dying)。死と向き合い、穏やかに受けとめるために瞑想ができることとは。〈新装版〉
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393334003.html

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★ 『新版 ショパン ピアノ作品集』 ★
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みなさまに愛されて70年。歴史ある「井口版」がバージョンアップしました!
作曲家=ピアニストである遠山 裕氏による、楽譜テクストの全面的見直しと、詳細で丁寧な楽曲解説を加え、「井口版」が装い新たに生まれ変わりました。今日までショパンの楽譜が辿ってきた校訂や、原典に関する情報なども満載。レッスンに、独習に、あるいは鑑賞に、いっそう便利で使いやすい楽譜になります。
[新版]ショパン ピアノ作品集〈全8巻〉
井口 基成 編集・校訂・運指   遠山 裕 楽曲解説・註解・演奏ノート
*新版へのリニューアルに際し、巻構成を見直しました。
*各巻がそれぞれ使いやすいボリュームになるよう配慮し、曲数の多いノクターン集、エチュード集、マズルカ集を独立した巻としました。
(そのため、従来のショパン集(全6巻)とは収録されている曲目が異なります。詳しくは 内容見本 をご確認ください。)
https://www.shunjusha.co.jp/news/n53372.html

●[1]ソナタ バラード
菊倍判/切付表紙(函なし)/168頁/2,860円
【内容】
ソナタ 第2番 Op. 35
ソナタ 第3番 Op. 58
バラード 第1番 Op. 23
バラード 第2番 Op. 38
バラード 第3番 Op. 47
バラード 第4番 Op. 52

新版に寄せて
フレデリック・ショパンのピアノ音楽
楽曲解説
註解
演奏ノート
ショパン 作品年譜

〔楽譜116頁+解説47頁〕
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393918128.html

●[2]ノクターン
菊倍判/切付表紙(函なし)/146頁/2,640円
【内容】
3つのノクターン Op. 9
3つのノクターン Op. 15
2つのノクターン Op. 27
2つのノクターン Op. 32
2つのノクターン Op. 37
2つのノクターン Op. 48
2つのノクターン Op. 55
2つのノクターン Op. 66
ノクターン Op. 72 no. 1

新版に寄せて
フレデリック・ショパンのピアノ音楽
楽曲解説
註解
演奏ノート
ショパン 作品年譜

〔楽譜100頁+解説44頁〕
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393918135.html

●[3]アンプロンプチュ ファンタジー スケルツォ
菊倍判/切付表紙(函なし)/164頁/2,640円
【内容】
アンプロンプチュ 第1番 Op. 29
アンプロンプチュ 第2番 Op. 36
アンプロンプチュ 第3番 Op. 51
アンプロンプチュ 第4番 Op. 66《幻想即興曲》
ファンタジー Op. 49
スケルツォ 第1番 Op. 20
スケルツォ 第2番 Op. 31
スケルツォ 第3番 Op. 39
スケルツォ 第4番 Op. 54

新版に寄せて
フレデリック・ショパンのピアノ音楽
楽曲解説
註解
演奏ノート
ショパン 作品年譜

〔楽譜119頁+解説41頁〕
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393918142.html

●[4]エチュード
菊倍判/切付表紙(函なし)/176頁/2,860円
【内容】
12のエチュード Op. 10
12のエチュード Op. 25
3つの新エチュード

新版に寄せて
フレデリック・ショパンのピアノ音楽
楽曲解説
註解
演奏ノート
ショパン 作品年譜

〔楽譜123頁+解説45頁〕
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393918159.html

●[5]プレリュード ワルツ
菊倍判/切付表紙(函なし)/176頁/2,640円
【内容】
24のプレリュード Op. 28
プレリュード Op. 45
ワルツ Op. 18《華麗なる大円舞曲》
3つのワルツ Op. 34
ワルツ Op. 42
3つのワルツ Op. 64
2つのワルツ Op. 69
3つのワルツ Op. 70
ワルツ ホ短調(遺作)

新版に寄せて
フレデリック・ショパンのピアノ音楽
楽曲解説
註解
演奏ノート
ショパン 作品年譜

〔楽譜117頁+解説52頁〕
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393918166.html

●[6]マズルカ
菊倍判/切付表紙(函なし)/194頁/3,080円

【内容】
4つのマズルカ Op. 6
5つのマズルカ Op. 7
4つのマズルカ Op. 17
4つのマズルカ Op. 24
4つのマズルカ Op. 30
4つのマズルカ Op. 33
4つのマズルカ Op. 41
3つのマズルカ Op. 50
3つのマズルカ Op. 56
3つのマズルカ Op. 59
3つのマズルカ Op. 63
4つのマズルカ Op. 67
4つのマズルカ Op. 68
マズルカ「ラ・フランス・ミュズィカル」
マズルカ「エミル・ガイヤール」

新版に寄せて
フレデリック・ショパンのピアノ音楽
楽曲解説
註解
演奏ノート
ショパン 作品年譜

〔楽譜136頁+解説55頁〕
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393918173.html

●[7]ポロネーズ
菊倍判/切付表紙(函なし)/170頁/2,750円
【内容】
2つのポロネーズ Op. 26
2つのポロネーズ Op. 40
ポロネーズ Op. 44
ポロネーズ Op. 53
ポロネーズ゠ファンテジー(幻想ポロネーズ)Op. 61
3つのポロネーズ Op. 71
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op. 22

新版に寄せて
フレデリック・ショパンのピアノ音楽
楽曲解説
註解
演奏ノート
ショパン 作品年譜

〔楽譜123頁+解説44頁〕
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393918180.html

●[8]ロンド 変奏曲 バルカロル(舟歌)他
菊倍判/切付表紙(函なし)/192頁/2,970円
【内容】
ロンド Op. 1
ロンド・ア・ラ・マズュル Op. 5
ロンド Op. 16
華麗なる変奏曲 Op. 12
ドイツ民謡による変奏曲(遺作)
ボレロ Op. 19
タランテッラ Op. 43
アレグロ・ドゥ・コンセール Op. 46
ベルスーズ(子守歌) Op. 57
バルカロル(舟歌) Op. 60
葬送行進曲 Op. 72 no. 2
3つのエコセーズ Op. 72 no. 3

新版に寄せて
フレデリック・ショパンのピアノ音楽
楽曲解説
註解
演奏ノート
ショパン 作品年譜

〔楽譜140頁+解説47頁〕
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393918197.html

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★ 近刊案内(11月刊行予定)★ https://www.shunjusha.co.jp/search/next.html
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『唯識 わが心の構造――『唯識三十頌』に学ぶ』[創業105周年記念復刊]
横山 紘一 著
四六判/368頁/4,070円
唯識思想の大成者・世親の著作を、日常的な体験から近現代の思想、さらには自らの修禅体験をもふまえて平易に読み解き、人間の心の構造解明にせまった、悩める現代人必読の書。〈新装版〉
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『正法眼蔵 全 新講 第一巻』[創業105周年記念出版]
南 直哉 著
A5判/440頁/4,400円
仏教の四原則に従い、『正法眼蔵』75巻本と12巻本全体を新しく読み解くシリーズ。第1巻は現成公案・摩訶般若波羅蜜・仏性・身心学道・即心是仏・行仏威儀を収録。
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『[自由と愛の人智学 3]平和のための霊性――三分節化の原理』
ルドルフ・シュタイナー 著 / 高橋 巖 訳
四六判/256頁/3,300円
宇宙叡智と人間の関わりはどう認識されるのか。困難な時代を生きてゆくための人智学の世界観。既成の価値観を変換・更新するシュタイナー晩年の「宇宙的霊性論」の深まり。
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『女たちのベラルーシ――革命、勇気、自由の希求』
アリス・ボータ 著 / 岩井 智子、岩井 方男 訳 / 越野 剛 監修・解説
四六判/336頁/2,420円
「欧州最後の独裁国家」ベラルーシ。コロナ禍におこなわれた2020年の大統領選で打倒ルカシェンコをかかげ、理不尽な弾圧のなかで反体制派を率い闘った3人の女たちの軌跡。
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『いのちの言の葉――やまゆり事件・植松聖死刑囚へ生きる意味を問い続けた60通』
最首 悟 著
四六判/256頁/1,980円
重度障害の娘を持つ生物学者が、津久井やまゆり園事件で障害者を「化け者」呼ばわりし殺傷した植松聖死刑囚へ送り続けた60通の手紙。内なる差別と偏見を克服するために。
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『夢幻論――「死なない」思想』
佐子 武 著
四六判/336頁/2,750円
不確かな現実の中で不安や苛立ちに苛まれる現代人には、生の喜びを感じられる思想が必要だ。古今東西の思想や歴史上の人物の逸話を探求し、人生を歩き抜く智慧を開示する。
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『忘れ難き日々、いま一度、語りたきこと』
山崎 剛太郎 著
四六判/224頁/2,420円
戦前は、堀辰雄、立原道造に注目された小説家にして《マチネ・ポエティク》の詩人、戦後は、映画の字幕翻訳の名手として、映画と文学をめぐる103年の《楽しみと日々》。
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『紫式部と清少納言が語る平安女子のくらし』
鳥居本 幸代 著
四六判/240頁/1,980円
生活や習俗、人間関係、恋愛結婚事情など、平安女性の生涯を年代ごとにつまびらかにし、時代を超え共感を呼ぶ女性たちのドラマに迫る。平安時代・古典文学の魅力満載の書。
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『戦場のピアニスト』[創業105周年記念復刊]
ウワディスワフ・シュピルマン 著 / 佐藤 泰一 訳
四六判/296頁/2,200円
ホロコーストを生き抜いた若き音楽家の苦闘の実録物語。廃墟になったワルシャワの街からの奇跡の生還。米国アカデミー賞3部門受賞の名作『戦場のピアニスト』原作本!〈新装版〉
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『教会歴で楽しむ バッハの教会カンタータ』
那須田 務 著
A5判/300頁/2,970円
バッハが生きた当時の信仰や文化との繋がりを解きほぐしながら、教会暦にもとづいて主要作品の内容を歌詞とともにわかりやすく解説。バッハの生涯や音源ガイドなどコラムも充実。
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『[CDブック]実践・阿字観瞑想法』[創業105周年記念復刊]
山崎 泰廣 著
A5判/128頁/3,080円
『阿字観瞑想入門』(小社刊)に続く、密教瞑想法の実践マニュアル。「阿息観」「月輪観」「阿字観」の解説を詳細にし、付録として著者による阿字観等の実地指導のCDを付す。〈新装版〉

(※刊行時期は変更となる場合がございます。)

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★ 重版情報 ★ https://www.shunjusha.co.jp/news/n54372.html
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『シャンドール ピアノ教本――身体・音・表現』
ジョルジ・シャンドール 著 / 岡田 暁生 監訳
A5判/368頁/3,850円
稀代のヴィルトゥオーソが指奏法・重量奏法の誤りを明快に指摘、指先から身体全体の動きを効率的にコーディネートする「5つの基本動作」を提唱。現代ピアノ奏法の決定版♪ 図版150点。【9刷】
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393937631.html

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□編集後記□
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 10/28と10/29の2日間、第31回神保町ブックフェスティバルが開催されました。小社も両日、出店いたしました。
 初日は晴天に恵まれ、午前中からそこかしこでお客様の待機列ができている人気ブースも見受けられました。小社の本も哲学書などが人気で、段ボール10箱を超える本を用意しましたが、どんどん減っていきます。本を求めて行き交う人々の熱気に包まれた28日の販売が終わる頃には、ワゴン内に空白が目立ちました。
 あいにくの雨で開始時間が12時からに変更された二日目は、さらに本を補充して臨みました。販売開始してからもぽつりぽつりと小雨が落ちてくる中、ビニールシートがかけられたワゴンの本をお客様が真剣なまなざしで見つめる光景が印象的でした。一年に一度のお祭りを、楽しみにしてこられたのだな、と胸が熱くなる思いでした。
 あらためて、開催期間中に小社出店ブースへお立ち寄りいただいたお客様へ、厚く御礼申し上げます。これからも良書を刊行し、求めている方々へ届けていくために精進してまいります。(E)
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□春秋社 メールマガジン□ 毎月1回(月はじめ)配信
発行:株式会社 春秋社
〒101-0021 東京都千代田区外神田2-18-6
ホームページ: https://www.shunjusha.co.jp/
Twitter: https://twitter.com/shunjusha/
web春秋 はるとあき: https://haruaki.shunjusha.co.jp/

◆表示価格はすべて税込です
◆書籍のご注文はお近くの書店か小社ウェブサイトをご利用ください
(TEL:03-3255-9611 FAX:03-3253-1384)
━━━━━━━━━━━━━━━━
■バックナンバー
【Vol.055】 https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/7563(2023年 10月 1日 配信)
【Vol.054】 https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/7509(2023年 9月 1日 配信)
━━━━━━━━━━━━━━━━
※このメールは、以下の方に配信しております
・小社ウェブサイトほかにて10月30日までにメールアドレスをご登録いただいた方
・10月30日までに小社に届いた愛読者カードにメールアドレスをご記入いただいた方
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